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沖縄ろーかる風土フード

沖縄にはA&Wという素敵なハンバーガー屋がある。普通のハンバーガーチェーンだが、本土にないので沖縄フードと言っても過言ではない。ルートビアを頼むとジョッキで出てくるのは結構知られているが、このジョッキが手首を痛めるぐらい重いことはあまり知られていない。二つ載せたお盆は、少し油断しただけで飛んでいきそうなくらいのGがかかっている。絶対に月に何度かはぶちまけてしまう人が存在するはずなのに、ジョッキをやめないのは信念だろうか。沖縄の人はリストが強いんだろうか。

北谷の店内は一昔前のファーストフードチェーンという感じで趣があった。地元感というか地方感がある。沖縄というとキラキラ観光地のイメージが強いが、その前に地方都市なのである。もう少し前の沖縄はもっと雑多な観光地だった覚えもある。当時の観光地というのはどこもそうだったような気もするが。最近の観光地はどこも小綺麗で僕は居心地が良くて好きだ。ちょっとでも多く観光客の財布から(あまり手間をかけずに)金を落とさせよう、という感じがない。少なくとも露骨には。人から出る商売っ気が苦手だ。


食べ物ついでに沖縄そば。もっと正確に言えば「本部そば」である。本部は海洋博記念公園、もとい美ら海水族館があるところ。昔から沖縄そばの店が多くある。ここ『きしもと食堂』は1905年創業だから、117年の歴史がある。木灰を水に溶かし、その上澄みを使って麺を打っているらしい。灰はアルカリ性だから、かん水のようなものだろう。グルテンが締まってコシが強い。美味しいよ。

ここのお店にも観光客だけでなく地元の人も来ていた。観光地であっても、地元の人は僕らと同じように食べログなんかで店を探して行ってみたりするんだろう。それか本当に近くに住んでいるか。観光地として見過ぎない姿勢は難しい。

もうしばらく沖縄旅行の振り返りをしていこうと思う。
よろぴく。

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