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「又好山」を観ました

先日、初めてお笑いライブを観に行きました。ピース又吉さん、好井まさおさん、山本吉貴さんの3人で「又好山」です。忘れてしまう前に感じたことを書こうと思います。

初めての体験には必ず緊張がつきまといます。チケットの発券ってこれでいいのかな?劇場もう入っていいよね?おしゃれな人多いな…などなど、動揺が顔に出ないように平静を装い、着席しました。

入口のポスター横に「当日券ございます」と書かれていたので、もしかして人少ないのかな?と思っていましたが、私の感覚では満席に近かかったです。

正直、何をするのかよくわからないけど、又吉さんが出るステージを見てみたい、という思いでチケットを購入していたので、最初に「なぜこの3人でライブをすることになったのか」「このライブでは漫才をする」というトークがあってホッとしました。又吉さんと好井さんは「渦」でご一緒されているので分かりましたが、正直、山本さんは存じ上げず…。そういうお客さんのことも考えられていたのか、紹介があり、かつてチャイルドマシーンというコンビで活動されていたことを知りました。又吉さんと好井さんが「チャイマさん」と略称で呼んでいたのが、なんか昔を知る同業者って感じがしてかっこよくていいなぁと憧れました。

このライブでの漫才は、即興キーワード漫才。キーワードと設定をくじ引きで決め、それに沿って漫才をするというなんとも難しそうなものでした。こんな大勢の前でとてつもないプレッシャー…。想像しただけで震えました。

トークでもう少し温めるのかと思いきや、時間配分を気にしていた好井さんが半ば強引に漫才へと進行されていました。好井さんの少し強引なところ、勢いよくて好きです。

最初の設定は「ラーメン屋」で、キーワードはそれぞれ、又吉「やだやだやーだ」 好井「ととのう」 山本「大谷翔平」でした。

又吉さんと好井さんがボケ、山本さんがツッコミ。合図の音がなり、本当に即興でやるんだ…と始まりました。

始まると、さすがプロなわけで…。漫才コントの形でラーメン屋さんの中にそれぞれのキーワードを入れて笑いに変えていました。好井さんが漫才コントのことを「漫コン」とも略していました。それも略すんだ…。

アドリブだから、それぞれがどういう方向に進めようとしているのか、探りながらのはずですが、お互いのパスを繋いでいて見事でした。そこには、本当に流しラーメンが見えたし、カウンターにベローンとなっている麺も見えました。又吉さんの絶妙な間が最高にツボだったし、奇妙な雰囲気が漫才の中でも最高に輝いていました。

初見でしたが、山本さんも最高で心を掴まれました。特に最後の漫才で、好井さんが山本さんにすりぃ〜と体を擦り付けて通り過ぎた瞬間「猫の当たり方ぁ!」というツッコミに爆笑しました。

オープニングトーク、キーワード漫才、お題に沿った設定の漫才、と終始笑いました。あっという間の1時間で、あの時、半ば強引に好井さんが進めてくださったおかげで漫才がたくさん見れました。名残惜しかったですが、次回に楽しみをとっておきます。

生で見ることで、その場の緊張感もひしひしと感じられて、より芸人さんの素晴らしさを見せてもらった気がします。即興であんなに人を笑わせられて、かっこよかったです。

関東に越してくる時、かなり不安がありましたが、生でいいものを見れる特権はやっぱり大きいです。今年はたくさんいいもの見るぞ〜!あと、共通の趣味の友達を見つけたい〜!一人で観るのももちろんいいですが、こういう刺激を受けた後、同じ温度で興奮をだれかと共有したかったりします…。

以上、初めてのお笑いライブの感想でした。どうも、ありがとうございました〜。


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