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野窓 礼峰
2023年12月30日 23:48
空間の均衡を失い硬い畳の上でうつ伏せになるとうしたのだろう？重くのしかかる心地よさの中寝不足の猫なんているのだろうかと考えてみる多分いないだろうけどもしかしたら居るかもしれないどこかで私を待っているかもしれないだが私に何ができるだろう？なす術のない勇気は愚かな同情に過ぎないのだろうか？そもそも助けなんか必要なのかも不明独りよがりな英雄気取りの夢から覚めねば目の前の不幸
2023年12月25日 19:33
──楽しい事ない？なんて聞かれてもちょっとかわいそうだと思ってしまう楽しい事なんてないよ楽しい事なんて不測の出来事なんだから──恋の話はないの？なんて聞かれても困る軽々しく話せるのだとしたら本当の恋じゃない心の中にしまっておきたい想いがある小さい虫と私の間に何か違いはあるのだろうか空に憂いがあるように土にもまた悲しみが埋まっているずっと笑う人もいるかもしれないしずっと
2023年12月25日 19:31
無痛の関係を構築しても心の中を揺れ動く臓器ひとつ車、怪我、病院あの言葉は本当の言葉だったのだろうか平和と安心を謳うこの国、いや、私たちの血の巡りは本当は乾いていてそれでももっと鮮やかな色彩を渇望しているとめどない欲は贅肉となり家畜と変わりのない生活を営む苦痛に歪んだ心を携えて口角を30度上げるやがて、日は登るやがて、雨はあがるやがて、人は死ぬ常識が重くのしかかる
2023年12月21日 00:52
あなたがどこかに居ることはわかるけれども時間と空間を隔ててしまった今どうすることもできない心の距離まで離れてしまった迷った私の心はあなたを求める会いたい、会いたいもしもという甘い期待を暗い空に漂よわせるも陽がのぼれば束の間の感情であった事を悟る
2023年12月13日 17:35
濁っているのに透明だと思うのは、眩しいから？ 表層的なものなんていつか朽ちてしまう なんてわかっているけれども惹かれてしまう 有限だから？ 心ばかりが醜く どこまでも腐っていく 綺麗でありたい 清らかでありたいと願えば願うほど ウジが湧く 最近見る夢は… 決まってあなたと2人きり 不確実で不定形な未来 一瞬一瞬だけが確かで その確かなものすら掴めず 幻滅した日々
