サマータイムもいい迷惑

今日アメリカ人の学習者と話してて気づいた。
昨日（アメリカでは今日）からサマータイムやん！

サマータイムとは、夏の日照時間が長くなるタイミングに合わせて、
時計の時間を1時間ずらすシステムのことです。
3月には1時間時計を早めて、10月には1時間戻す、と。
こうして日照時間を活用することで、
電力の消費量が減るとか減らないとか。

カナダ留学時代、サマータイムに切り替わるその日って、
アナログの時計だと変わっていたり変わっていなかったりして、
どの時計を信じていいかわからない。信じるのは自分だけ！
みたいな感覚だったのを覚えています。

これまで海外にいる時か、海外に電話する時ぐらいしか
気にしなかったサマータイム。
オンラインレッスンで世界中の学習者相手にすると、
これとんでもない迷惑なシステムだと今日改めて気づきました！

Hey world, would you please stop confusing me with randomly having or not having the summer time?
サマータイムのシステムで混乱中（こんらんちゅう）

— Learn Japanese🇯🇵with なつこ先生 (@ippolanguage) March 15, 2021

日本の月曜日の午前中は、
アメリカ・カナダでは日曜日の夕方〜夜にあたる時間で、
たいてい朝からレッスンが詰まっているんですが、
これまで8時からスタートさせてたレッスンが7時になる！（早い…）
一方、アジアのほとんどの国はサマータイムを取り入れていないので、
アメリカ人・中国人・カナダ人と入れてた3連続のレッスン、
サマータイムによって見事にドッキング！

きゃーーー！

全世界で統一してくれ〜！
っていうか、時間は変えないでよ〜！
みんなが早く起きればいいじゃん〜！
と不満たらたら・・・

ところで。
サマータイムの導入ってどうやって各国決められてるの？
と思って調べてみると、
どこの国もなんとなく始めて
なんとなく続いたりやめたりしている様子・・・。

一例をあげると；

2017年 モンゴル、ナミビア、トンガが廃止、ハイチが再開。
2016年 トルコ、アゼルバイジャン及びハイチが廃止、チリ及びトンガが再開。
2015年 モンゴルが実施、チリが1年中サマータイムになり廃止、エジプトが廃止。ウルグアイが廃止
2014年 エジプトが再開、ロシアが標準時間に戻る
2013年 リビアがサマータイムを実施したが1年で廃止
2012年 ハイチが実施し、アルメニアが廃止
2011年 ロシア、ベラルーシが1年中サマータイムになり廃止、エジプトが廃止
（Time-j.netより）

エジプトが2011年に廃止したと思いきや
2014年に再開して2015年にはまた廃止してたり、
モンゴルが2015年に始めたと思ったら
2017年に廃止したり。
サマータイム、混乱を極めています。

しかも、季節が逆のオーストラリアってそもそも、
サマータイムのスタートが3月じゃなく10月。
逆になります。
さらに言うと、オーストラリアは
州によってサマータイムを取り入れているところと取り入れていないところがバラバラ。
なので国内で時差が生まれてきます。
え！？ややこしすぎません？
オーストラリアの学習者に教える場合、どこの州出身かまで把握しておかないといけない・・・と。

フリーランスで世界中の学習者相手にしてる私としては、
本当に迷惑、このシステム。
日本がサマータイム導入すればすむという問題でもなさそうだし。

なんか、ものすごーく偉い人とかが、
世界に

「サマータイム今年から禁止！」

とか呼びかけてくれないかな。