#1 アメリカのデジタルノマドが日本で起業するまで
Nomad Universityへようこそ!
世界を旅するデジタルノマドのあきな(@beakinaself)です。
わたしは旅の途中で出会った世界中のデジタルノマドにインタビューして、彼らが旅の途中で遭遇した「とんでもない体験」や「おもしろい体験」などをお伺いしています。彼らの非日常体験はとってもおもしろいので、興味あるひとはぜひこの記事を読み進めてくださいね。
今回は、秋田でブラジリアン柔術の道場を開いているアメリカ出身のデジタルノマドをご紹介します。
スタートアップビザのために日本の秋田で会社を作ったマイケルは、どうしてデジタルノマドになったのか。パートナーとの別れを経験して、旅に出たエピソードや、デジタルノマドの旅に欠かせない、各地の滞在先の選び方についてもお話を伺いました。日本で体験したおもしろいエピソードもあるので、ぜひ読み進めてみてください。
本インタビュー記事では、7回の連載でお届けしています。
#1 アメリカのデジタルノマドが日本で起業するまで(今この記事を読んでいます)
#2 デジタルノマドのパートナー選びは至難の業
#3 旅に3つの物しか持って行かれないとしたら?
#4 秋田にブラジリアン柔術の道場を立ち上げる
#5 友達と2人でバラが浮かぶバスタブへ
#6 デジタルノマドに必要なスキルとは
#7 デジタルノマドの最終目標
この記事の目次は以下の通り。
1.ミネソタ州から旅立ったバガボンド
こんにちは、アキナです。今回のゲストはアメリカ出身でいま秋田に住んでいるマイケルです!秋田ってとても田舎ですよね?
ええ、そうですね。
マイケルはもう10年以上もデジタルノマド生活をしているんです。
たぶん5、6年になりますね。
彼自身はまだデジタルノマドと言われる資格はないと思っているんです。そこで、マイケルを今回特別ゲストに招くことにしました。
マイケル、自己紹介をお願いします!
私はデジタルノマド、あるいはバガボンドです。
バガボンドってなんですか?
バガボンドはホームレスのような意味で、私はデジタルホームレスノマドなんです。私はもともとアメリカのミネソタ州出身で、オレゴンの大学時代にはニューヨークやデンバー、サンディエゴと、あちこちに住んでいました。
2.これまでに行ったことがある国
マイケルは今までにどれくらいの国や都市に行ったことがあるんですか?
都市は数えたことがないからわからないけど、たくさんの街に行きました。私はアメリカを車で何度か横断したことがあります。電車でもしました。渡航国数は、そんなに多くはないですが、14カ国ですね。それぞれの国に少なくとも1ヶ月、長くて6ヶ月滞在していました。
いいですね!でも、今は日本に滞在してほぼ2年になるんですよね。
コロナが始まってから日本にいますね。
これまでで一番長くなりますね。
そうなんです、長いんです。1ヶ所にとどまっていてはノマドとは言えないかもしれないですね。
でも、コロナのせいで、多くのデジタルノマドたちは旅をすることに苦しんでいますよね。なので、いま日本にいるのはよかったんじゃないですか?
ええ、日本は素晴らしい場所です。なのでこのタイミングで日本に来れるように調整もしました。
3.日本で会社を立ち上げるメリット
日本で会社を設立されたとのことですが、アメリカのデジタルノマドが日本で会社を設立することには驚きました。これってよくあることなんでしょうか?
アメリカ人が海外法人を持つことはありますが、特別に日本に限った話ではありません。
例えばデジタルノマドは、ジョージアのような国で、租税の支払いやお金を隠して税金を減らしたりするために、銀行口座の開設や会社の設立をします。
それが良いとか悪いとかではなく、デジタルノマドが旅行中に収入を多様化するための方法なんです。
マイケルは会社をいくつか持っているんですか?
私の会社は世界に3社あります。カナダで1社、母国アメリカのネバダ州に1社。そして、日本に1社です。日本の会社はビザを取得するためのものだったんですけどね。
3カ国3社というのは、もう本当に多様な感じですね。
そうですね、税金を納める時期になるととてもつらいです。
確かにそうですね!
今の時点で、日本で会社を設立することのメリットはなんだと思いますか?
んー、人によるのでメリットは正直わかりません。ビザの取得ができたことが一番のメリットでした。
私はスタートアップビザを持ってるのですが、秋田という田舎で、日本国内への資本投資とビジネスモデルの確立をして、常にそれを日本政府へ示さなければなりません。
東京や大阪、仙台などの都市部では、古い考え方や古いスタイルのビザを扱っているので、難しいですね。
仙台はあんまり都市じゃないと思うんですよね。
まあ、わかりますよ。でも、そうだな、日本人以外は100万人以上の人口を抱える地域を都市と呼びます。人口が100万人を超えるような都市の多くは、スタートアップビザがあり、低資本や無資本でも簡単にビジネスを始められるんです。
スタートアップビザは素晴らしいです。海外から日本に来て、何か新しいものを持ち込んだり、既存のものを少し変えてみたり、欧米的な方法でやってみたり。やってみて、受け入れられるかどうかを見極めます。
4.一番長く滞在している国は日本
マイケルは、これまでもいろいろな国へ旅をしていましたが、コロナの影響もあって日本の滞在が長くなったということを伺いました。
日本国内で会社を設立するメリットについて、スタートアップビザが取得できるというのは初めて知りました。スタートアップビザを使って、マイケルは秋田の地に新しい風を次々と吹き込んでいるのでしょうね。
次回は、デジタルノマドの恋愛事情について聞いてみましょう!
===✈︎===✈︎===✈︎===
▼ 取材、講演などお仕事のご依頼は公式サイトより
===✈︎===✈︎===✈︎===
この記事が参加している募集
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?