サメシマの楽曲解説#13 『宝町・危機一髪』
ライブ会場限定盤『PRISMATIC NOMAD LOVE+(プラス)』に収録の1曲。
『花レナイ』リリース時、ハッシュタグをつけてツイートすると本楽曲のリリックビデオがもらえるキャンペーンもありました。
他の楽曲に比べると視聴環境が限られますが、かなり楽しんで作りました。
バンドのニッチな趣向が反映された曲だと思います。
(↑音声版はこちら)
制作の背景
作曲は狩野、作詞は鮫島のダンスチューン。
元々は『PRISMATIC NOMAD LOVE』正規版に収録予定でした。
しかし『PRISMATIC〜』全体のコンセプト(下記ツイート参照)、曲数やまとまりを考えたときに
どうしても納得できるおさまり方が見つからず、
悩んだ末にライブ会場限定盤のボーナストラックとなりました。
音像について
今回も狩野くんからメッセージを頂戴しました。
コンセプトはギターのカッティングと80年代っぽいシンセサウンドを融合したファンク・ヒップホップ要素の強いポップス。
イメージはこんな感じ↓↓↓
一番のこだわりポイントは曲全体に散りばめたサンプリング。
このバンドに入るまでサンプリングを曲であまり使ったことが無かったのですが、鮫島くんが持ってくるデモを聴いているうちに(サンプリングがかなり効果的に使われている)それに感化され使うようになりました。
これを取っ払ったら曲のイメージが全然変わるだろうな〜笑と思ってます。
他の曲に比べて音像が軽いので、気軽に聴けるところがお気に入りポイント。
13回目にしてかなり今更感ありますが
僕らの使う「サンプリング」のイメージ↓としてMatt Cabさんの動画を引用させていただきます。
怪盗っぽいイメージがあり、
デモの間奏にはルパン三世のセリフをサンプリングして入れてました。
(『銀河鉄道の夜』同様、音源化にあたり消去してます)
詩について
ハードボイルドな男くさい映画をイメージして書きました。
そのためか
懐(ふところ)→ 隠した銃 → 引き金 や
夢の街 → 鳥かごの外 → 雲が流れる など、
カメラワーク的な意識が強いです。
Bメロの転調は緊張感があって、
あわせてお話をどう展開させるか考えるのが面白かったですね。
また制作当時、コロナ禍にて特定の職種が批判される状況に納得がいかず、
僕なりに「職業に貴賎なし」を言葉にした曲でもあります。
終わりに
『PRISMATIC~ +』は2021年9月現在もライブ会場にて販売中です。
数に限りがあるので入手はお早めに。
(お問い合わせは contact@nomad-pop.com までお願いいたします)
〜〜〜
『サメシマの楽曲解説』は今回をもっていったんお休みです。
「音源化した曲について話す」が趣旨ですので、
鋭意制作中の新作をリリースした際はまた更新すると思います。
その他、note内容のリクエストも常時受け付けてますので
コメントやSNSで気軽に教えていただけると幸いです。
お付き合いくださりありがとうございました!
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