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【地方移住】野菜の倉庫→車中泊→元神社の空き家にお引っ越し。

世界20カ国以上、日本は北海道から宮崎県まで周った私が、今拠点として事業をしているのは、高知県須崎市。

日本国内は北海道から九州まで旅をしたが、とくに高知県は人も自然も食も、熱くカラッとしているのがお気に入り。

2022年10月5日からノマドワーカー(インターネットを活用し、旅をしながら好きな場所でお仕事をするテック社員)として、住み始めた。

須崎市野見湾でのノマドワーク。

本当に場所を問わないので、

はじめは高知市の野菜倉庫で、高知県産の野菜と肉と魚と一緒に冷やされながら生活することにした。物流に携わり、海外輸出もされている大尊敬する社長のお膝元で社会人1年目を過ごしたい、という想いでの決断だった。直前まで毎日エジプトのビーチでタオル一枚で寝ていた私は、ベットや布団という概念を忘れかけており、手ぶらで倉庫に到着してしまった。

四万十鶏の段ボール(1日目)
→社長のから提供された布団(3日目)
→お世話になっている方から提供されたベッド(1ヶ月後)

と寝床をグレードアップしながら生活した。

あたたかい人に恵まれた居候。本当に感謝感激です…!

初日は、四万十鶏の段ボール

移動手段は、ランニング→自転車へとグレードアップしていった。その後、ひょんなきっかけで高知県須崎市のビジネスコンテストに出場することに。

しっかり須崎市にいる地元民の声を聞いて、社会貢献をできる事業を行いたい!

十分なヒヤリングをするためには、移動手段と滞在できる宿が必要だ。

お世話になった倉庫を卒業することを決意し、

Ek sportという軽自動車を知人の伝手でいただく。

走行距離22万キロ越え

高速道路を乗った後は、エンジンオイルのところから、天ぷらを揚げた時のような”パチパチ”という音がする...

−3度の日。四国カルスト

が、車中泊生活に切り替えた。

贅沢は言っていられない。

一泊およそ5000円(須崎のお宿の相場は最低でも4500円)を払って宿に泊まるほどお金はない。

当時の私にとっては、車を入手しただけで感謝感激だった。

段ボールで寒さを凌ぐ

地元民へのヒヤリングを通して、
高知県の雄大な自然と食を堪能しながら、様々な素敵な人々と出会い、心身ともに助けられ、2週間精一杯ビジネスコンテストに向けて準備をした。
ビジコンの結果は、優勝には届かなかったが、須崎市で10年間事業を頑張っていらっしゃる先輩が優勝し、私は嬉しかったし満足だったが..

市長に呼んでいただき、

「是非事業として須崎市で頑張っていただきたい」

高知の地酒を飲み酌み交わした。

世界中からノマドワーカー/起業家を須崎市に誘致したい!

須崎市安和海岸で楽しむノマドワーカー


そんな思いで、最初は収益化に関しては考えず、ひたすらできることから始めた。

ノマドワーカーとは、時間や場所を問わず、好きな時に好きな場所で、インターネットを活用して働く人たち。須崎市にとって、まさに必要な存在だ。

地域に融合して、かつての私のように、須崎市で事業を起こし、貢献できる若者を増やしたい。

最初に来たノマドワーカー/起業家は、なんと車に誘致


軽自動車で、3人で鮨詰めで寝ることに。

それは大変だったので、今度は5〜7人用のテントを購入し、テントにノマドワーカー/起業家を誘致することに。


張り切って7人を誘致したところ、実は軽自動車が4人乗りということに気づき、汗。

急遽助っ人を呼び、車2台で移動。

テントの貼り方を知らないので、地元の方々に教えていただきながら設置をし、
キャンプを始め、地元でお世話になった皆さんとノマド起業家たちで夜遅くまで地酒を飲み酌み交わした。

肝心の薪割りは、市長と協力して行った。

須崎市のロゴスパークにて、7人用テントを購入し、ノマドワーカー誘致をスタート。




よくよく見ると、5~7人用のテントは、4人までしか快適に寝られないということに気づき、

3人はテントの外で寝ないといけないことに。

ごめん👼

市長にも、安心して過ごせる場所を確保しなければと言われた。

翌朝、ノマドワーカーからも全然寝れなかった、寒かったなどフィードバックをいただいた。
私はその日も心地よく寝たんだけど、価値観は人それぞれなんだね。

もうこうなった以上、地元民とタッグを組んでみんなで空き家を探す。

なかなか理想通りの良い場所は見つからない。

そのまま、2ヶ月が経過した。

その後、久しぶりに出社しようと思い、高知⇆東京を車中泊で往復することに。

帰り際に、会社の同僚で姫路に住むノマドワーカー(はな)がいたので、会いに行くことにした。


「お魚が大好き」とキラキラした顔で言うはなを見て、一緒に須崎市の漁業を体験したい!と思った。


須崎市野見湾の漁師けいさん


その数日後には須崎市で合流し、地元民から紹介いただいた漁師さん(西山けいさん)とカンパチの養殖の見学と釣りにいくことに。

自給自足で逞しい生活をしたいノマド起業家とはなと3人でむかった。

海の上で、はじめましての漁師さんと釣り竿をもちながら、今後目指している未来について語らい合う。

りーなは何をしたいのと聞かれた。

「空き家探し中です。
世界中からノマドワーカーを誘致できる、大きくて海が見える、
須崎/日本らしさ全開の空き家を探し中です!」

「え、それなら、あそこの山の上に、でかい家見えない?」

漁師さんが指を刺した先にあったのは、山の上にある大きな瓦屋根。

周りの家の5〜6倍のサイズ?
はあるように見えるが、気のせい?

船で一緒にその空き家目掛けて、波と風を切り開きながら、一気に突き進む。

陸にたどり着くと、みんなで一斉に駆け出し、坂を駆け上がる。

鍵がない扉を開けると、

信じられいないほど青く、暖かく、心地よかった。

窓から海が見える!


元神社の空き家。

「やった〜〜!見つけた!ここに住もう!」

「わーい!やっと見つけたね。私たちのお家!」

「ふぉ〜〜」

「ここに住む〜〜」


みんなでハイタッチと歓声が沸き起こる。

本当にたまたま、その日は大家さんも近くにいて、その場に駆けつけてくれた。

「ここに住みたいです!お願いいたします!」

大家さんの回答は、既にイエスだった。

大家さんの会社である上田ラボにて会議


その数日後、改めて大家さんの事務所に訪問し、空き家を使ったノマド誘致事業をやりたい!という思いをプレゼンテーションした。

とまりーなでのワークショップ


とまり〜なの始まり!


船の上から、とまり〜なを見つけた時の光景(再現したく、別日に撮影)。


高知県に流れ着いた経緯はこちらです☝️



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