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善の行い

コスタリカ戦を敗れた
日本代表の試合のあとの
「美しいロッカー」と
折り鶴に感謝の言葉を添えて
その場を離れた日本選手団に賞賛の言葉が後をたちません。
またサポーター達の自主的なゴミ拾いも驚きを持って報じられました。

応援される側も応援する側も心は一つ
日本人として誇りに思います。

この善行は今に始まったことではなく、毎回毎回のワールドカップでもその姿は見られましたが今回みたいに大きく話題にはなりませんでした。

話しは変わりますが、
もうずいぶん前にインドの女性平和活動家の方が我が家に滞在いたしました。
その方を東京観光にお連れする時に玄関で彼女が一言

「家の前がきれいだけれど、あなた掃除してたの?」

「いいえ、していないですよ」

また少し歩いて
「道がきれいだけれど、誰かが掃除しているの?」

「自分の家の前は掃除する時はあるけれど、それも枯葉とかある時ね」

私がそう答えても彼女は不思議そうに駅に歩く道すがら、また駅でも

「誰も掃除しているようには見えないけれど、誰が掃除しているの?」

「駅は駅員さんとか掃除の人よ」ここは納得したようでしたが、

大都会の銀座に着いて目を丸くしてまたまた
「誰が掃除しているの?」

この質問が何回も続きそして私をハグしてジッと見つめました。

夫のメンターでもある「平和学の父と呼ばれる」ガルトゥング博士から我が家に彼女を泊めて欲しいとお願いされた理由は、彼女が日本がどのくらい安全で安心できるかをわからなかったからだとハグされたその時に悟りました。
(平和活動家は生命を狙われていた時代もありましたので)

ゴミがないことイコール治安が良い、大きく言えば平和をも意味することだとも思います。

彼女はゴミがない日本は安全安心だと確信したのでしょう。

インドでは階級制度がありますので掃除をする人は掃除をする人たちというカテゴリーになっており、彼女にとっては誰もが自主的に家の前を掃除する日本は人間を平等に扱う国であることをも感じたのかとも思います。(日本のお国事情も色々ありますが)

私たち日本人にとっては当たり前のような

「ゴミを地面に落とさなければ散らからないし、ゴミはゴミ箱に入れればよいこと」

この善行を日本でもどこでもずっとずっと続けていける私たちでありたいものです。

もうメディアが多々報道していますのでご存知かもしれませんが、
素敵な言葉が綴られていましたので、以下に。

*
国際サッカー連盟の公式Twitterは、現地時間11月27日にフランス代表の公式ツイートを引用して公開。

サウジアラビアやモロッコのサポーターたちもゴミ拾いする姿が見られ、
フランスのサポーターも参戦。
この行動に、そのフランスのファンからも驚きの声が上がっている。

「良い例が再び生まれた! 
フランス代表のファンは、スタジアムを去る前にゴミ拾いをしました」と綴り、
サポーターたちが楽しそうにゴミを片付ける姿を称えていました。

「日本人に感謝。お手本を示してくれなかったら、同じような行動をすることはなかった」

「こういうことを偽善者扱いする声は間違ってる。実行した人がえらいんだ」

「もし僕ら一人ひとりがゴミを放置しなければ、我々の街はもっときれいに保たれているはず。良い心掛けだと思う」

「そもそもゴミを地面に投げなければ片づける必要はないのに」

「日本人が昔からやっていたことを真似ただけ。でも、大いなる一歩だ」

「日本のファンは気品を見せた」

と、続々と嬉しい言葉が続いています。
*
さて来週は日本対スペイン戦です。
もちろん応援いたします。

頑張れニッポン🇯🇵

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