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子供のタイミングを待つこと。

なかなか夜のオムツ(2歳児クラスからオムツではなく、子供達が通っている保育園では「紙パンツ」と呼びます。)を卒業できなかった娘が「ちょっとしたこと」で、すっと紙パンツを卒業し、今のところも、一度も失敗もしていない話。

やっと、娘が夜もお姉さんパンツで寝られるようになり、嬉しいのに「あぁ、もう『オムツ変えて〜、濡れちゃった〜』と駄駄を捏ねる姿は見られないんだなぁ...と、すでに寂しくなっている Kaori です。

娘のパンツトレーニングは、少しだけ紆余曲折がありました。今年の冬頃(3歳半頃)かなり良い調子で紙パンツが夜も濡れなくなり、そろそろ卒業かな!?と思った矢先、コロナが深刻化。

保育園に行けなくなり、弟が生まれてから初めて、朝から晩まで弟のことばっかりお世話しているママの姿を目撃したり、おもちゃの取り合いになって、やめて!返して!と言っても、話を聞いてくれない弟(当たり前ですが...)、それなのに、喧嘩すると自分ばっかり「少し我慢してあげて、優しいお姉ちゃんでいてね」と怒られた気分になったり、児童館にも行けない、遊びにも行けない、公園にも行けない、そんな自粛ストレスの嵐。

娘は、いつの間にか「夜は紙パンツでおしっこしちゃう」に逆戻り、さらには、不服があると、日中、お姉さんパンツの状態で、わざと「おもらしをする」ようになるなど悪化の一途を辿ってしまいました...。

それも、自粛生活が終了し、わざとお漏らしをするから状態からは脱却。でも、夜間に、紙パンツでそのまま用を足してしまう癖は、なかなか戻りません。

4才になり、そろそろ卒業しないとだよなぁ...と思い始める私と夫が「夜も紙パンツでおしっこするのやめようね」「トイレ行きたくなったら、パパかママを起こしてね」...と何度も提案してみましたが、聞き入れません。

保育園の先生からも、日中はきちんとトイレに行けるし、お昼寝の2時間はほぼおねしょしないので、後は、本人の気持ちさえ整えば、夜の紙パンツも卒業できるはずですよ、と言われ、そんな日が来るまで、待つしかないのかな...いつだろう...と心配をしていました。

そして、その日々はふっと急にやって来たのです。

ふと私が「どうしたら、夜に紙パンツでおしっこしなくなると思う?できたら、かっこいいよね。」と聞いてみる。

「うーん....」と考えた末、娘は自ら...「寝る前にトイレに行く、夜中行きたくなったら、パパママを起こす。そうしたら、紙パンツでおしっこしない」と言うのです。

「そうだね!それができたら、大丈夫そうだね」と私。

すると、その日から娘は自ら公言したように過ごすようになりました。もちろん、寝る前にトイレ行こうと言う声かけはパパママがしますが、前だったら「嫌だ」と無視して寝に行っていたところ「そっか...」と行くようになりました。

そして、娘がそう決め、それを実行し始めたその日から紙パンツが濡れなくなります。そんな日々が、一週間くらい過ぎた頃、私は提案してみます。
「そろそろ、夜もお姉さんパンツで寝てみる?」

「うーん、まだダメな気がする。まだ、紙パンツがいい。」

「そっか。分かった。『自分でもう大丈夫!』と思えたら、言ってね。」

「うん!!」

そして、また「その日」は何の前触れもなく急にやってきました。

いつも通り、夜ごはんを食べ、お風呂に入り、パジャマに着替えます。
いつも通り、紙パンツを用意していたのですが、急に...「もう大丈夫な気がする!今日からお姉さんパンツで寝る!」と娘から言い始めました。

こちらが、色々提案して、どうにか紙パンツを卒業してもらおうと悪戦苦闘していた日々。結局、パパママからの提案や指導では、うまくいきませんでした。どうすればいいか娘が自分で決め、娘自身が「もう、大丈夫だ」と思えた日、娘は紙パンツを卒業しました。そして、今日までおねしょもしないのです。

なんだろう...。育児って、子供のタイミング待つことなのかしら?ふと、そんな風に思います。子供のタイミングがきた時にちゃんとその通りにしてあげる、やらせてあげる。親が、色々とやらせようとするのではなく、子供をしっかり観察し、そのタイミングを見逃さない。

今日は、悩める育児について、ふと少し悟りが拓けたそんな話。
長い梅雨も、今日の雨で終わりでしょうか?

最後まで読んでいただき、本当にありがとうございました。
また遊びにきてくださいね。それでは、素敵な1日をお過ごしください。

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