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「知っている」という思い込みの怖さ

意味をどう捉えているかで、考え方や見え方が、変わるなぁと改めて感じた Kaori です。

イノベーション。

そこら中に溢れているこのカタカナ語の意味を、調べたことのある人、理解している人は、どのくらいいるでしょうか。

みんな、きちんと分かっていて...だから、こんなことを書くのは、恥さらしかもしれない。でも、格好つけていても仕方がないので、書いてみようと思います。

お恥ずかしながら、私は、この言葉の意味を、今まで一度も調べたことがありませんでした。というのも、私は、イノベーションの意味は、知っている、と考えていたからです。

「技術革新、でしょ。革新的な技術、とか。新しい、斬新な考え方、とか。」「だいたい、こんな感じ、でしょ。

なんとも怪しい理解の仕方...w!冷静に、他者目線で見ると「こんな感じ」なんて説明する人は、基本的にきちんと理解していませんよね。

でも、この解釈も、間違っている訳ではない。
でも、それは、イノベーションの意味の一部にしか過ぎないのです。

このことを教えてくださったのが、昨日、澤 円さんが伊藤洋一さんと共著された新著「未来を創るプレゼン」についての尾原和啓さんの対談でした。全部だと1時間半くらいのとても学びのある、いや、むしろ、学びがあり過ぎて、頭がパンクしそうな充実の対談(一部、YouTubeで無料公開)。

ご興味のある方は、尾原さんのオンラインサロン、おすすめです。メンバーだと、限定コンテンツを全て見ることができます。

この対談で、イノベーションの意味についての話が出た(11分近辺)時、まず、衝撃を受けると同時に、これは一部の方たちのみが理解している特別な話なのではないか?と、考えてしまい、ググってみました。すると...

イノベーション(英: innovation)とは、物事の「新結合」「新機軸」「新しい切り口」「新しい捉え方」「新しい活用法」(を創造する行為)のこと。一般には新しい技術の発明を指すという意味のみに理解されているが、それだけでなく新しいアイデアから社会的意義のある新たな価値を創造し、社会的に大きな変化をもたらす自発的な人・組織・社会の幅広い変革を意味す

つまり、それまでのモノ・仕組みなどに対して全く新しい技術や考え方を取り入れて新たな価値を生み出して社会的に大きな変化を起こすことを指す。
by Wikipedia

Wikipedia にも、そう書いてある...。
無知の知、というか「知っているつもり」の恐ろしさを、痛感します。

そう!最初に出てくるのが、物事の「新結合」という言葉そうなのです。イノベーションとは、まずもって、物事の「新結合」なのです。

知らなかった...。

そして、新結合ということは、つまり、既存のもの同士を、新しく混ぜ合わせ(結合させ)、新しいこととする、それでいいのです。

「イノベーション=革新的な技術、新しいこと」と捉えていると、ゼロからイチを生み出さないといけない。何もないところから、全く新しいことを生み出さないといけない。そんな風に、無意識に考えていました。

そうすると、私の場合「既存のものを結合させる」という発想が、抜け落ちてしまい、その観点から「イノベーション」を考えるられない状況に、陥っていました。

「既存のものを組み合わせて、これがイノベーションである!」そう考える方が、私には、少しだけ「気が楽」になります。簡単、という意味では、決して、ありません。あとは、いかに混ざりにくいもの同士を、遠いもの同士を混ぜられるか、それがポイントのようです。

はぁ...、冒頭15分だけでも、自分の見ていた世界が変わった。

自分の無知を晒すのは恥ずかしいですが、もしかすると、昨日の私のように考えていた人の気づきになれば、いいなと思います。

それでは、これからも「知っているつもりの罠」から一つでも多く抜け出し、自分をアップデートして、過ごしていきたいと思います。

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