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「宇宙語」の次の世界

子供は、一度何かが「できる」ようになると、もう2度とその前の姿を見ることはできない。息子は「立つ」ことを覚え、「ハイハイ」をしなくなった。娘は、トイレに行けるようになり、ほぼオムツを履かなくなった。だから、一瞬で過ぎ去ってしまう「成長の一段階」を大切にしたい、と思う心とは裏腹に「面倒くさい...、早くこのモード抜けてくれ」と思ってしまう話。

4才の娘の現在のモードを「お節介おばちゃんモード」と心の中で思っている Kaori です。

さて、娘がちょっと面倒臭い(なんて言ってはいけないのですが...)モードに入っていて、面白がっています。成長の一段階なのだろう、と思うのだけれど、面白いんだけれど、でも、ちょっと面倒臭くて、早く抜けて欲しい。

名ずけて「お節介おばちゃんモード」

どういう状態かというと、自分が危険にあった状態や、危ないと思うことを、本当に親切に、細やかに説明し、繰り返し、気をつけてね、と教えてくれるモード。ここでのポイントは「注意喚起し続ける」と言うこと...。本当は、褒めないといけないのかもしれない。が、余裕がないと「わ、わかったから。ママも、パパも大人だから、大丈夫だから。次行こう、次」と言ってしまう。

今朝、二人で自転車で、スイミングスクールまで向かっている道中。

後ろから自転車を漕ぎながらついてくる娘が大声で話し続ける。
「私ね、3才の時ね。初めて、パパと自転車でスイミングスクールまで行く途中ね、ここで転んで怪我したの!」(この事実が正しいかは分からない)

後ろをチラチラ見ながら、大きな声で返事をする私。
「そうなの!大変だったね!今日も気をつけてね。」

「うん、でもすぐ治って平気だった。このね、この坂のところなの!ママも気をつけてね」

「うん、分かった。でも、ママは大人だから、あなたが気をつけてね」

「うん、もう大丈夫。でも、ママも気をつけて...。この、ここで、この段差のところで....」

(to be continued...)

一周で終わるなら、私も何も思わないのだけれど、言い回しを少しずつ変えながら、同じやりとりが2〜3周往復するので、ぐったりしてしまう。

昨晩の夕飯の時間。
「このハンバーグね、熱いの。ふーふしなきゃ!」

「うん、そうだね。ふーふして。」

「暑いから、弟くんが食べるの気をつけなきゃね。」

「そうだね。ママがふーふーしたから大丈夫だよ。」

「わぁ〜、危ない!熱いかも!弟くんが食べちゃ、まだ、ダメかも!!」

「ママが確認したから、大丈夫だよ!」

「でも、熱いと口の中が痛くなって...大変だから。」

(to be continued...)

そう、おっしゃる通りだよ。確かに、口の中、やけどしたら、大変だよね。もうね、100%あなたの言う通りなのよ。でもね、ちゃんとママ確認したんだ。大丈夫だよ。もう大丈夫だから。あなたは、ごはん食べてくれ...。

さて、このやりとり。「話し続ける」「議論が終わらない」こと以外、別に、娘に悪いところはないので、これで怒ったら、私の敗北だと思って向き合っている。でも、つ、つらい。

これも、娘の成長一過程なのだろう。きっと、過ぎてしまうと「あの時の娘の「お節介おばちゃんモード」は、何だったのだろう?」と懐かしい目で思い出し、過ぎてしまった時間がもう戻らないことを、少し寂しく思ったりするのだろう。それも、分かっている。

でも、今この瞬間は、つ、つらい。

今日も、我が家は、家族みんな元気に、健やかに過ごしています。
そんな当たり前の日を、当たり前に過ごせることに感謝したい。

最後まで読んでいただき、本当にありがとうございました。
今日は、たわいもない Kaori 家の愛娘の話。また、遊びに来てくださいね。

良い午後をお過ごしください。

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