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アクセサリー制作について考えたこと

仕事の休みが増えて、時間に余裕がある今のうちに、アクセサリー制作について、考えてみたことをメモしておきたいと思います。

まだまだ自粛ムードが続いている中、おでかけもできず、本来ならアクセサリー制作が捗っているはずなのですが、なぜか制作ペースが落ちてしまっています。制作している時間は増えているのに、なぜだろう。

制作ペースが落ちた理由

自由な時間が増えたからこそ、メリハリがなくなってしまい、生産効率が落ちているのか。それとも、普段作らないような複雑な制作工程のアクセサリーに挑戦したため、完成までに多くの時間を取られているのか。または、天然石やビーズなどの材料を購入する機会が減ったので、制作意欲が湧かないのか…など、いろいろ考えてみましたが、どれもしっくりきません。

そこで、この2カ月近くで制作したアクセサリーの数を数えて、1日あたりの制作数に換算してみたところ「制作した数」は、以前と変わりありませんでしたが「完成したアクセサリーの数」が減っていることがわかりました。

つまり、ボツ作品が多いということです。

なぜいつもよりもボツ作品が多いのか…。制作自体ができていないわけではなく、未完成品(出来上がりに満足していない作品)が多い理由は何?

ぼーっとしていて集中できていない、出来上がりのイメージが漠然としすぎている…も理由としてあるかな~と、ふと思いましたが、これはこの2カ月に限ったことではなく、以前からなのでどうも違うようです。

ボツ作品が多くなった理由

更に考えてみたところ、私はいつも「外」でインスピレーションを受けていることに気づきました。

通勤中の電車内など、人が集まる場所では、誰かが付けているネックレスやピアスを見て「素敵だなあ」とか「どうやって作っているんだろう」とか観察しています。

また、百貨店やショッピングモールなどで買い物をしているときに、「この服の色の使い方好きだな」とか「このお茶碗の模様いいな」とか、アクセサリー以外のものからヒントを得ることも多いです。

あと、一番制作意欲が湧くのは、美術館に行ったあと。陶磁器や、絵画、彫刻だけでなく、照明や空間の使い方、建物の構造など、美術館全体の雰囲気からインスピレーションを受けています。

普段はあまりじっくり考えたことがなかったのですが、私の場合アクセサリー制作のヒントのほとんどが「外」からの影響でした。

もちろん、ネットで服やアクセサリーなどを見ることもありますが、質感やサイズ、全体のバランスなどは、実物を自分の目で見たときとは比べ物にならないぐらい薄い印象しか残っていないことがわかりました。

大好きな旅行にも行けず、好きなショップも美術館も閉まっている状態で、インスピレーションを受ける機会が大きく減り「制作してみたものの、いまいち気に入らない…」という未完成の作品が多くなっていたのです。

これだけ外出を控えたことがなかったので、今まで気づきもしませんでしたが、思わぬところで影響が出ていたみたいです。

緊急事態宣言解除後は、営業しているお店も増えてきましたし、これから少しずつ外に出る機会も増えるので、ボツ作品を大量に出してしまう生活からなんとか抜け出せそうです。

ちなみに、記事冒頭の写真は、以前に行ったMOA美術館です。建物も空間も作品も、とても素敵な美術館で、いろんな制作のヒントをもらえました。またいつか行きたいな。

最後までお付き合いいただきありがとうございました。



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