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「ABSTRACTION~抽象絵画の覚醒と展開~」展へ行ってきました。

こんにちは。mikaです。

先日、東京アーティゾン美術館で開催されている「ABSTRACTION~抽象絵画の覚醒と展開~」展へ行ってきました。

東京美術館で開催されている「マティス展」とどちらに行くか非常に迷ったのですが、とりあえず東京駅からアクセスがよいアーティゾン美術館へ向かいます。

わたしの中の「抽象絵画」のイメージは「何かわからないもの」です。

例えば、人や景色などは、ひと目でそれが「人」であったり「どこかの風景」であることがわかります。
抽象絵画は、ひと目で「何かがわかる」ものではなく、「目を惹く色だな」とか「どんな気分のときにこの作品を作ったんだろう」とか「なんだこれ?」という感想や思いが一番に飛び込んでくるものだと思っています。

そのため「抽象絵画」を見ると頭の中が「?」でいっぱいになるのですが、それが楽しいんです。

今回の展覧会では、約260点もの作品が展示され見ごたえ十分でした。

展覧会の構成は「抽象芸術の源泉」というパートから始まるのですが、ここではセザンヌやマネなどの作品が数点展示されており、「風景」や「人物」などひと目でわかるものが描かれていました。

パートが進むにつれ、より「抽象絵画」の色が濃くなり、「何かわからないもの」が増えていきます。

美術館に行くと、つい楽しくて写真を撮るのを忘れがちなんですが、せっかくなので撮ったものだけでも載せておこうと思います。
(もうちょっといろいろ撮った気でいたんですが、この4枚しかなかった…。)

フランシス・ピカビアという画家は初めて知りました。

派手ではないけど、なんとなく目を惹く色遣いとデザイン。
ミュージアムショップでノートが売っていて、思わず買ってしまいました。

フランシス・ピカビア
「アニメーション」


これは迫力がありました。
絵の具の盛り上がり具合や筆致から空間を押し出すような勢いとパワーを感じた作品でした。
「集中する力」というタイトルを見て納得。

堂本尚郎
「集中する力」


赤ってやっぱりインパクトありますね。
なぜ「10番街」というタイトルなのかは謎ですが。
「1」と「0」が描かれているから??
それとも単なる「◯」と「棒」を描いてるだけなのか…。

こういうことを考えていると、あっという間に時間が過ぎて楽しい!!

ジョルジュ・マチュー
「10番街」


これは、青がとても綺麗。
わたしが好きな色遣いで、見ているだけで清々しく、スッと心が平穏になるような作品でした。

この方の作品は他にも数点ありましたが、どれも色のグラデーションが素晴らしく、絵の中で動きを感じられてとても素敵でした。

ザオ・ウーキー
「07.06.85」


4階から6階の3フロアに多くの作品が展示されていて、全部見て回るのに2時間以上かかりました。

実は、このあと「マティス展」へも行こうかと思っていたのですが、思った以上にここで時間がかかったので断念。

ミュージアムショップを見て、ミュージアムカフェでチーズホットサンドを食べながらまったりと過ごしました。
(結局、アーティゾン美術館に半日ぐらいいた…。)

2023年8月20日までの開催ですが、お近くの方はぜひ足を運んでみてください。

最後までお付き合いいただきありがとうございました。

今はサポート不要です。もし必要なときがあればお願いするかもしれません。その時にはよろしくお願いします。