映像100点ストーリー30点

100作目
7月26日「劇場版モノノ怪 唐傘」

大奥の新人2人が怪異に巻き込まれる

15年ほど前のアニメの劇場版とのこと。

正直話は全くわからなかったが、映像は素晴らしかった。

江戸時代を表すのに、あらゆる色を用いてカラフルに描き、
ちょっと外しているようにも見えるが、
大奥の煌びやかさや華やかさを色彩で表していて、
こんな景色があったんじゃないかな・・・
と思わせるような美しさを感じた。

また、「大奥では大切なものを捨てる」「乾いていく」
が、キーワードになっていくが、
おそらく、捨てて乾いてしまった人たちを、
同じような格好、表情がなくなるという表現を用いており、
ヒロイン2人も、そうなりかけたりと、
面白い情景の描き方だと感じた。

しかし、自分としてはそれだけだった。
直接的な描写はほとんどなく、
なんとなく切り取られたシーンで、
多分水が臭いのはこうだな・・・
唐傘の正体はあの人ってことだよね?

と、全部おそらくとしわからなくて、
話としては面白くはなかった。
元々のアニメを視聴していればそんなことはなかったのかもだけど。

あと、音楽も素晴らしかった。
アイナの主題歌もピッタリだったし、
和の音にロックをミックスしたような音は、
色彩美しい映像をより際立たせていた。

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