化け猫

96作目
7月13日「化け猫あんずちゃん」
☆☆☆

２足歩行ししゃべる化け猫と少女の夏

クズの親父と母が亡くなってしまった少女が、
お金をたかりに、父の実家の寺に身を寄せる。
その寺には、２足歩行ししゃべる化け猫のあんずちゃんがいた。
ある日、母親の命日には帰ってくると言い残し、
お金を用意しに父親は、いなくなってしまう。

そんな少女とあんずちゃんは、母親に会いに地獄へ行き、
母親を現世に連れて帰る。しかし・・・・

みたいなハートフルで少女の心の成長を描いた物語ではあった。

途中、地獄で半殺し状態の父親に会った理由の説明がなかったり、
母親を無理やり連れ帰ったことによって、
母親は地獄に戻ってから、ひどい罰を受けることが示唆されるシーンで、
子供が親の死を受け入れられないのは仕方ないが、
わがままで勝手な少女のせいで、母親は少女の知らんところで、
とんでもない罰を受けるんだというのが、心を抉ってしんどかった。