実際の団体の話

29作目
2024年3月22日「コール・ジェーン 女性たちの秘密の電話」を鑑賞
☆☆☆☆

人工中絶が違法だった時代のアメリカで女性の人口中絶を助けた団体の
実話を基にした物語

ちょいちょい言っている”クソダサ邦題シリーズ”。
タイトルがクソいらない。「女性たちの秘密の番号」って余計だよ。
元題と同じ「コール・ジェーン」で全然わかるじゃん。

まあそれはそれとして、
実話が基ということで非常に面白かった。

主人公が、中絶に悩む女性から
助ける女性に代わっていく様子も良かったし、
この時代の女性像を考えたら勇気のある団体だったんだと思う。

少し気になったのは、またいらんポリコレ要素が入っていたこと。
物語に関係なくて、マジでどうでもいいし、
入れる場所を探してる感があって、ん?今そんな流れになる?
と冷めてしまう。

実際にあったことならいいけど
なんか流れ的におかしかったんだよな・・・
多分だけどわざわざ入れたような・・・

特に実話ものならば、作者の熱意はあっても
意思や意図は、個人的にはあまりいらない派。

おそらく、この作品は2022年に作らなければならなかったのだろう。
アメリカでは再び中絶を違法とする動きが高まってきているから。
確か2022年にそんな話があったはず。
そう考えると日本に来るのが遅すぎる。

このような社会的な動きに対するカウンターみたいな作品でもあるのに、
なぜポリコレ入れてしまうんだ。
一番敬遠すべきところろだったのでは?と思ってしまう。

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