見出し画像

君はスズメの根性をみたことがあるか。   いつの時代でもどんな国でも、決して飼い慣らされない人々が存在する。

 保護猫や保護犬と新しい飼い主に結びつけるTV番組をよく見ます。あれって人にかわれていた犬猫が飼育放棄され保護されたり、野山に放たれ野生化しているが、純粋に野生ではないですよね。同意をもとめてもどうしようもないですが、長年にわたり野生になっている親から生まれた犬や猫は、はたして人になつくでしょうか。何故このような疑問を持ったかというと、私の子供のころの体験によります。当時は法律的にスズメを捕まえてもよかったので、わなを作ってスズメを捕まえました。鳥篭に入れるのに一苦労です。つかもうとする手に攻撃をしてきます。ようやく鳥籠に入れてもじっとしていません。米粒のえさと水の入った小鉢を入れ、落ち着かせるために風呂敷でおおって一夜過ぎました。しかし、飲まず食わずで動き回ったあげく、もう一日経過で死にました。コメを一粒も食べていません、人には決してなつかない野生の心意気、鳥かごでの生活はいやだ! 風に吹かれて自由に飛び回るスズメの根性をみました。
 すぐに懐柔されてしまう。すぐに逃げる方向に動く。すぐに被害が及ばないようにする。すぐに………。  こような生き方に向かわず、どんな時代でも、どんな国でも飼い慣らされない人々が存在する。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?