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私のガンダム遍歴。part2-「ファーストガンダム 劇場版三部作」-

 「機動戦士ガンダム サンダーボルト DECEMBER SKY」をきっかけにすっかりガンダムにハマった私は初代ガンダムを観ることにした。ところが打ち切られたとはいえ43話である。当時2クール以上のアニメを通して見たことがなかった私にはあまりに長かった。初代ガンダムを見終わるのはいつだろうかと思いながら一話を見た。それからすぐだった。

「ファーストは劇場版のできがいいからそっち観なよ。」

 まず初代ガンダムをファーストと呼ぶことを初めて知った。アニメの総集編の劇場版というものが存在していることは知っていた。ただ、それはアニメを観た人を想定した名場面集であり、必要な情報が欠けたもの、本編とは大きく違うものというのが私の認識だった。
 ファーストガンダム三部作も評判はいいが、アニメ本編とは別物なのだろう。しかし、当時の私にはアニメ全話を見ることはできそうになかった。結局劇場版三部作もいつまでも観ることを渋って、実際に観たのは大分経ってからだった。どこかの三連休だったと思う。
 率直な感想は、古臭いアニメだった。ブライト館長のキャラクターなどが受け入れられず、昭和の悪い文化の詰め合わせだなと思った。
 惹かれた部分は少ない。それでも続きを観たのはイオとダリルのライバル関係につながる、アムロとシャアのライバル関係が魅力的だったからだろう。劇場版三部作を観るとすぐにZガンダムを見始めた。
 こうして私は今に至るまでファーストを劇場版三部作でしか観ていない。ザクレロもククルス・ドアンも知らないままだ。いつかアニメも見たいものだがいつになることやら。

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