2021年度Xデザイン学校大阪校パーソナルコースを終えて
2021年度のXデザイン学校大阪校パーソナルコースを先日終えました。
長くて濃い〜1年間。
やった人にしかわからない得られない価値と経験。
非常に緊張感もあり楽しい1年間を振り返りたいと思います。
Xデザイン学校大阪校は振り返りnoteをアップするまで終わらないw
今回、Xデザイン学校大阪校で初の開講だったパーソナルコースを受講しようと決めたのは2021年の1月ごろ。
Xデザイン学校大阪校自体は、私はかれこれもう3回参加しているので今年で4年目になる(間1年間は出産のため休学)。
最初はレギュラーコースから始まり、マスターコースを経て、今回はこのコースを選んだわけですが、その理由は。
レギュラーコースやマスターコースは、基本課題企業が用意されていて、課題企業のサービスをワークで作っていく。その中で、考え方やチームワーク、手法を学ぶ。
一方パーソナルコースは、自社及び自分自身が課題であり、自社及び自分自身のサービスモデルを作っていくコースなのだ。
3年参加していると、正解は見つけられなくとも、なんとなくサービスを作っていく勘所みたいなのはわかってくる。もちろん、新しいサービスを作るということがどれほど難しいことかということもわかってくる。
これまでは課題企業のサービスを考えてきたが、いよいよこれまでの学びを自分に向けてもよいのではないかと思ったのが参加の理由だ。
この時、私はさまざまな企業と、ただのクライアントと提供者の関係ではなく、もう少し深いところで一緒にサービスを作っていくような仕事をしていた。弊社も今年で7年目。そろそろ今のやり方では大きな成長は望めないと感じていたころでもあり、クライアント企業に乗っかって思い切ったビジネスチェンジをしてみてもいいのではないかと思っていたので、思い切ってそれをぶっ下げて参加してみようと思ったのだ。
参加後、これが大きな間違いであることがすぐにわかるのだが・・・w
最初のミステイク
先も言った通り、最初はクライアント企業とのタイアップビジネスを課題として進めようとしていた。詳しくはお話しできないが、そもそもこのビジネスに乗っかろうと思った理由が「将来的に当面市場は暖かい」と思ったからだ。
少しだけいうと俗にいく「高齢者向けサービス」。
高齢化社会なので、当然この先当面はターゲットが潤沢にいるであろう。
サービスを考えるのにポイントとなる「社会課題として上がっているか」という点はクリアしている。もうひとつのポイントとしてある「アセット」に関してはどうだ。弊社はないがクライアント企業にはあって、それがあるからいけるかもと思ったのだ。
しかし、これにはもうひとつ大切なアレがなかった。
「自社がそれをやる理由」がない
これは、中小企業、特に関西の企業はやってしまいがちなことではないだろうか。
ニーズやマーケットだけを追いかけるとこの発想でサービスを作りがちな気がする。私もまんまとハマったわけだ。
今回、このパーソナルコースを受講して一番得た重要なキーワード。
それが「パーパス」
パーパスとは、要は企業としての「存在意義」のことだ。どちらかと言えば他者評価になるが、展開や振る舞いによって他者が感じる自社に対する評価だ。
自分がそれを好きすぎて、そればっかり追いかけていた結果「あの会社ってそうだよね」と思ってもらえるような感じか。
それくらいの熱量を持ってやれることかい?ってことだ。
もうそれに尽きる。サービスって。成功確度の高いサービスってそれがあるかどうかってことに尽きる。
そこからはもう自分との対話だった。
私はそもそも一体何が好きなの?
何にそれだけの熱量を持てるの?
一生をかけたいことってなの?
もう禅問答である。
経営者の皆さんは答えられますか?上記の3つの質問。
パーソナルコースは、ものすごく奥が深かった。
もうXデザイン学校の深層部にきたような気分だった。
Xデザイン学校大阪校に卒業はあるのか?という質問をたまに受けるが、今の答えはこれだ。
Xデザインは一生学び続けるところ
常に受講はしていないかもしれないが、一生学び続ける場だと思う。
最終的に、私自身は何かサービスを作ることができたのか、気になるかと思うが、私は見つけることができた。
あとは粛々と前に進むだけだ。
さいごに
この記事を読んで、よっしゃ自分もパーソナルコース受講するぞ!と思った方は、一旦落ち着いてほしいが、まずはいきなりパーソナルではなくレギュラーコースから入ってほしい。
たぶん、そもそもこういう考え方に向き不向きがあると思う。
まずは基礎的なことを学んでみて、自分はサービスを考える側かどうかを測って見るのがいいと思う。個人的にはそう思う。
ただ言えることはある。今は向いてなかったとしても、しつこく受講したら見えてくるものがあると思う。もしくは見えてほしい。
その方が、極端な話みんな幸せになると思う。
だって、UXは顧客の幸せの前に自分の幸せの追求だと思うから。
そしてそれが広がることが結果最高の幸せ体験の提供になると思うから。
先生方、今年も大変お世話になりました。ありがとうございました。
今後ともお世話になります。←
日々ラーメンを食べることができたらそれだけで幸せです。