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📘️ Book Club:リアルタイム・コラボレーションついて、よりよくするには?未来はどうなるのか?

2020年、ブラウザ・ベースのFigmaはデスクトップ・アプリケーションであるSketchを追い抜き、最も人気のあるUXUIデザインツールのメインストリームになりました。

このシフトは、UXデザイナーが貴重なファイルを安全に保管して、創造的な天才を個人的に解放できると考えていた懐疑論者を驚かせたものでもありました。

それどころか、デザイナーの大多数はオンライン共同編集モデルを選択しただけでなく、ロックダウンの到来によるリモートワークへの大規模なピボットの中で仕事をするのに適していると思っています。

今では多くの人にとって、プロジェクトにログインするたびに同僚のカーソルが動いているのを見るのに慣れてきてきています。

リアルタイム・コラボレーションとは?

主にインターネットを駆使し、遠隔地の共同作業者と、あたかも同じ部屋で作業を行っているかのように、リアルタイムに情報のやり取りを行うことです。

リアルタイム・コラボレーションはインスタント・メッセージング、アプリケーションの共有、ホワイトボードの共有、といった技術を含みます。

これらのアプリケーションは複数の技術を統合しており、様々な手段でのコミュニケーションを実現しています。

リアルタイム・コラボレーション・ツール

リモートワークへの世界的な移行により、多くの組織は、業界のリーダーであるMiroMuralなどの専門製品会社のソフトウェア、またはCiscoMicrosoftなどの製品スイートの同様の製品を試すことを余儀なくされました。

他にもにエンタープライズ向けのソリューションの例として、IBMLotus SametimeOracleOracle Collaboration SuiteMicrosoftOffice Communications Serverなどを挙げることができます。

エンドユーザー向けのツールとしては、Googleが2009年5月に初めて構想を発表したGoogle Waveなどが注目されています。

今後、さまざまなプロジェクトベースの業界(映画編集、音楽と音響工学、建築、会計、科学研究、教育など)でのプロフェッショナル・ツールのユーザー・エクスペリエンスに同じ教訓が適用されることを期待されています。

仮想ホワイトボードが増加した2020年

パンデミックに対する世界中の対応が変化する中で、アイデアを出し合うための共有スペースがなくなり、さまざまな企業はコミュニケーションの方法を改める必要がありました。

今ではさまざまな会社で、ブレーンストーミングから戦略計画に至るまで、さまざまな状況で使用できるホワイトボード・アクティビティのオープンソース・テンプレートをさまざま公開しています。これは新しい種類のエクスペリエンス・デザインです。

今後リモートから、仮想現実、AIなどの成長も加わり、よりハイブリッドな仕事、学習、生活のモデルへと移行していると言われています。

リアルタイム・コラボレーションの未来

確実に言えるのは、未来はクラウドの中にあるということで、優れたテクノロジーを活用すれば、より包括的かつ効果的なコラボレーションアプローチが取れます。

言葉の壁を取り払うリアルタイム翻訳

包括的なコラボレーション・エクスペリエンスを構築する上で出発点となるのは、ごく基本的な要素です。参加者が話す言語にかかわらず、全員が会話に参加できなければなりません。

例えばWebexではリアルタイム翻訳の機能が導入されました。
ユーザーは言語を選択して ミーティングに参加することで、よりパーソナライズされた有意義な対話の場とすることができます。

英語から日本語はもちろん、100 以上の言語から選択可能な翻訳機能により、参加者間のリアルタイムでの連携が強化され、コミュニケーションがスムーズになります。その結果、より効果的なコラボレーションが実現するということを目指しています。

Webexを開発したCiscoによるとリアルタイム翻訳は、顧客の満足度を高めるだけでなく、コストの面でもメリットをもたらすと言われています。

VRオフィス導入の可能性

近年、VRオフィスが注目され始めています。VRオフィスは現実世界にあるオフィスに出勤するのではなく、インターネット上にある仮想のオフィスに出勤する形態のオフィスです。

vspatialの仮想Webカメラを使用すると、アバターをコンピューター上のWebカメラとして共有できます。今あるミーティングソフトや、プレゼンツールはグループ化されたビデオ通話や会議に適応しましたが、個人的な対面の会議やイベントに取って代わるのに十分ではありません。さまざまな企業が没入型バーチャルリアリティ会議や会議で会議を次のレベルに引き上げることで、ビデオ会議の制限を克服しようとしています。

私も色々勉強中なので、皆さまのご意見・ご感想をお聞かせください。
お読み頂きまして、ありがとうございました。

メルボルンを拠点にプロダクトデザイナーとして働いています。 主にデジタル・プロダクトの制作に携わっています。

[参考資料]


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