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📘 Book Club デザむン孊習 #デザむンシステム –Spotifyのデザむン・システム  Encoreに぀いお 

💡デザむン・システムずは、サヌビス開発する䞊で必芁ずなるデザむンの抂念、スタむルガむド、コンポヌネント集などで構成されるデザむンのルヌルです。

倧芏暡なデゞタル・プロダクトをデザむンする時や、チヌムでデザむン制䜜を行う堎合にデザむン・システムを掻甚しおデザむン制䜜を行うこずがよくありたす。‚‚‚‚‚

プロダクトやサヌビスの芏暡が倧きくなっおくるず、倚くの人がデザむンに関わるこずによっお、デザむナヌによっおデザむンにバラ぀きが生たれおしたいたす。デザむン・システムを導入するこずによっお、党員がデザむンシステムで定矩されたパヌツや色、スタむルを䜿甚するこずができ、䞀貫したデザむン制䜜が可胜ずなりたす。

色々な䌁業で、玠晎らしいデザむン・システムが開発されおいたすが、今回は、Spotifyの新しいデザむン・システムEncoreの参考事䟋をご玹介しおいきたいず思いたす。

去幎11月2020幎11月に、Spotifyは新しいデザむン・システムのアプロヌチ、Encoreを玹介したした。Encoreは分散したチヌムによっお管理されるデザむン・システムのです。Encoreを䜜成した動機、構造、および以前に開発したデザむン・システムずの違いに぀いお解説されおいたす。

Encore

Reimagining Design Systems at Spotifyを参照しおいたす。

スタヌトアップした時のSpotifyのには、デザむン・システムはありたせんでした。すべおをスクラッチから構築されおいたした。2009幎にモバむル・アプリをリリヌスしたずき、暙準や共有パタヌンはほずんどなく、Spotifyの゚クスペリ゚ンスは䞀貫性をなくしおいたした。

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シグネチャヌ・ダヌク

プラット・フォヌム間でビゞュアル・デザむンを調敎し続ける䜜業は2013幎たで続きたした。この䜜業は、倚倧な努力であり、倧きな圱響を及がしたした。Spotifyは次にシグネチャヌ・ダヌク・゚クスペリ゚ンスを導入したした。

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GLUEの誕生

その埌、2014幎〜2015幎にかけお、Spotifyのブランドおよびクリ゚むティブ・チヌムは、ブランド・アむデンティティを倧幅に倉化させたした。新しいカラヌ・パレット、曞䜓Circular、およびアプリを曎新がありたした。これを行うために、Spotifyを1回限りのプロゞェクトのように扱うのではなく、GLUEGlobal Language Unified Experienceずいうデザむン・システムを開発したした。

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GLUEデザむン・システムは倚くの点で掻躍したしや。チヌムはSpotifyのルック・アンド・フィヌルを刷新させ、モバむルずデスクトップ党䜓で倚くのコンポヌネントを暙準化し、少数のデザむナヌから30人以䞊のフルタむムの゚ンゞニア、たたデザむナヌチヌムに成長したした。しかし、そこに萜ずし穎がありたした。

GLUEは単䞀、集䞭型のチヌムでした。これは䞀貫性にずっお玠晎らしいこずであす。しかし、そこがSpotifyにずっおボトルネックになりたした。

どうしお

それは組織がどのように蚭立されるかにかかっおいたす。Spotifyは「敎合性のある自埋性」を重芖しおいたした、チヌムが独自の意思決定を行えるようにしたす。しばらくするず、䞀元化されたデザむン・システム・チヌムを持぀こずは、この䜜業方法に適合しないこずがわかりたした。

2018幎、Spotifyは成長を続け、急速に成長したした。
200人のデザむナヌ、2000人の゚ンゞニア、45の異なるプラットフォヌムが存圚したした。

次のSpotifyの野望は、リスナヌがどこからでもSpotifyにアクセスできるようにするこずです。モバむルずデスクトップ向けのデザむンの時代は過ぎ去りたした。今では、車、スマヌトりォッチ、スピヌカヌ、さらにはスマヌト冷蔵庫のデザむンも開発しおいたす。これは䞀郚、新しい䌚瀟の戊略であるナビキタスによるものでした。

💡ナビキタスナビキタス (英: ubiquitous) は、遍圚い぀でもどこでも存圚するこずをあらわす蚀葉です。

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問題は、この時点でGLUEチヌムが解散し、GLUEデザむン・システムを積極的に掚進しおいる人がいないこずでした。

Design Systems 2018

Spotifyは新しい方向に進み続けるために、時間節玄たた、効率向䞊の手助けをしおくれる新しいコンポヌネント、パタヌン、ツヌルキット、およびデザむン・システムを必芁にしおいたした。

瀟内のでザナヌや゚ンゞニアは、独自のデザむン・システムを自分たちで䜜成し出したした。たずえば、ニュヌペヌクのチヌムは、Webのデザむン・システムであるTapeの開発を開始し、ストックホルムのチヌムは別のデザむン・システムを始めたした。非垞に分散化された「誰もが自分で䜜る」アプロヌチは持続可胜ではありたせんでした。ある時点で、倚くの異なるデザむン・システムが存圚しおいたした。

この非垞に分散化された「誰もが自分で䜜る」アプロヌチは持続可胜ではありたせんでした。ある時点で、倚くの異なるデザむン・システムが存圚しおいたした。

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Spotifyには、䟿利で統䞀されたデザむン・システムを本圓に必芁ずしおいたしたが、GLUEのような䞀元化されたチヌムはおそらく機胜しないこずはわかっおいたした。そこで、2018幎に、䌚瀟のデザむン・システムを䜜成するための新しい取り組みを開始したした。今回は、プロダクト䜓隓の1぀をデザむンするのず同じように、デザむン・システムをデザむンを䜜り出そうず考えおいたした。圌らには完党に真っ癜の状態から始めないで、もずもずあったリ゜ヌスを統合、統䞀し、アクセス可胜で、協調的で、䞀貫したビゞョンに基づいおいるず感じられるシステムを䜜成したいず考えおいたした。

最も重芁なこずは、Spotifyの自埋性の文化に適合するシステムが必芁でした。耇数のプラット・フォヌムやナヌスケヌスにたたがっお拡匵できるシステムです。

Encoreの誕生

Encoreは、チヌムが矎しく、スケヌラブルなSpotifyアプリを構築するために必芁なすべおを備えたデザむン・システムのデザむン・システムです。

Encore内にはいく぀かのデザむン・システムがあり、それぞれが䌚瀟の異なるチヌムによっお管理されおいたす。これらのチヌムはさたざたなシステムを維持しおいたすが、Spotifyでプロダクトを構築する人は誰でも貢献できるようになっおいたす。

フレヌムワヌクは新し区なっおいたすが、実際は以前のデザむン・システムに取り入れられた倚くの優れた機胜を再利甚しおいたす。

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以前は、倚くのデザむン・システムが存圚したした。珟圚、ただ耇数のシステムがありたすが、それらはすべお接続されおおり、同じ傘䞋にありたす。

Encoreファンデヌション


センタヌには、Encoreファンデヌションがありたす。ここには、色、タむプ・スタむル、モヌション、スペヌス、およびアクセシビリティのガむドラむンなどがありたす。たた、デザむン・トヌクンずいうデザむン・システムが存圚する堎所でもありたす。これらは統䞀感を出すために、誰もが䜿甚する必芁があるものです-Encore Foundationの䜿甚は、すべおのSpotifyプロダクトの最小・基準です。

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Encoreりェブ

次は、EncoreWebです。ボタン、ダむアログ、フォヌムコントロヌルなど、䞀般的なWebデザむン・システムに芋られるすべおのものを提䟛したす。これらのコンポヌネントは、WebアプリからWebサむト、デスクトップ・クラむアント、さらには冷蔵庫のアプリたで、Web技術を䜿甚しお構築されたあらゆるもので䜿甚できたす。
Encore Webには、Webベヌスのプラットフォヌム甚の共有リ゜ヌスがありたすが、Foundationのすべおのものも含たれおいたす。コンポヌネントはトヌクンを䜿甚しお構築され、Foundationで定矩されたパタヌンずガむドラむンに埓いたす。したがっお、システムはスタンドアロンのものではなく、接続されおいたす。‚

‹‹Encoreモバむル

これはただ定矩䞭です。EncoreWebず同様に、耇数のモバむル・アプリ間で共有される共通コンポヌネントの堎所であるず想定しおいたす。

ロヌカル・デザむン・システム

しかし、それだけではありたせん。この次のレむダヌでは、Encoreには「ロヌカル・デザむン・システム」ず呌ばれるものも含たれおいたす。ロヌカル・システムは、特定のプロダクトたたは察象者に合わせお調敎されたデザむン芁玠を保持する堎所です。

珟圚、2぀のロヌカル・システムがありたすが、これが最終的なセットではないず思いたす。Encoreを䜿甚するず、必芁に応じおロヌカル・システムを远加できたす。たずえば、将来的には、SpotifyKidsなどのスタンド・アロン・アプリ甚のロヌカルシステムを远加する可胜性がありたす。

Spotifyの芖芚蚀語ずプロダクト戊略が進化するに぀れお、デザむン・システムも倉曎する必芁があるこずがわかりたした。既存しおいるデザむン・システムが䞇胜ではないこずがありたす。䌚瀟のニヌズに合わせお調敎する必芁がありたす。

おそらく私たちにずっお最倧の教蚓は、䌁業文化を理解し、それに適応するこずがいかに重芁であるかずいうこずでした。デザむンシステムが機胜するためには、䌚瀟の特性を受け入れる必芁がありたす。

私たちの䌚瀟は、今たでデザむン・システムにあたり觊れる機䌚が倚くありたせんでしたが、チヌムが倧きくなるに぀れお、その必芁性を考えさせられるようになりたした。今回はSpotifyのフレヌムワヌクを習う良い機䌚になりたした。私も単䞀のシステムやチヌムを持぀よりも、耇数の分散したチヌムによっお管理されるデザむンシステムのファミリヌを持぀方が良いず思いたした。

デザむンシステムを導入しようず考えおいるのであれば、䜕かしらの目的を衚すこずが必芁だず思いたした。デザむン制䜜の効率を向䞊させたい、䞀貫したデザむン制䜜をしたい、たたデザむン・プロセスを䞀貫させたいなどです。たた、チヌムでデザむン・システムの必芁性に぀いお共通認識を持っおおくこずも重芁です。それからデザむン・システムは䞀床䜜ったら完成ではなく、倉曎があった時はデザむン・システムをアップデヌトしお、垞に最新の内容になっおいる状態を維持し続ける必芁があるず思いたした。

私も、色々勉匷䞭なので、皆さたの、ご意芋・ご感想をお聞かせください。お読み頂きたしお、ありがずうございたした。

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メルボルンを拠点にビゞュアル・デザむナヌ、UXスペシャリストずしお働いおいたす。 䞻にデゞタル・プロダクトの制䜜に携わっおいたす。

この蚘事が気に入ったらサポヌトをしおみたせんか