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東京の海の神様に会いたい【漁呉玉神社】

お疲れ様です。
毎日暑い日が続きますね。
秋が待ち遠しいです。


海の神様「綿津見神」にお参りしたい

大山祇命。
大山咋神。

山の神様が祀られている神社はたくさん見かけますが、海の神様である「綿津見神」を祀る神社にはまだ行ったことがありませんでした。

探してみたところ、東京都で見つけられた綿津見神を祀る神社は3か所のみ。

主祭神として祀られている神社が離島に1か所。
別の離島の末社に1か所。
最後の1か所は品川区にある神社の末社でした。

3か所のうち2か所が離島。
その日の思い付きで気軽に行くにはちょっとハードル高めです。

ということで、品川区にある鮫洲八幡神社へお参りに行って来ました。

いざ、現地へ

最寄り駅は鮫洲駅。
各停しか停まらないのに急行に乗ってしまったので、手前の青物横丁駅で降りて歩くことに。
この日は雲が多く日影ができやすかったので比較的楽に移動ができました。

ちょっと道を間違えたりしつつ、約10分ほどで到着。
まずは拝殿に参拝を…と思ったのですが、この日は例大祭が近かったため準備をする人たちで少し忙しい雰囲気でした。

邪魔になってしまったら申し訳ないので、先に境内の末社へ参拝することに。

拝殿の左側にある鳥居をくぐると、末社である漁呉玉神社なごたまじんじゃと厳島神社が隣同士で鎮座していました。

漁呉玉神社

まずは手前の漁呉玉神社なごたまじんじゃ(水神社)へ。
こちらの御祭神が綿津見神、今回お参りしたかった海の神様です。

なんでも浦島太郎のお話に出てくる龍宮の王様なんだとか。
乙姫や玉手箱など部分的にしか記憶がないので「王様いたんだ…」と思いましたが、お城(宮殿?)なら王様がいても不思議はないですね。

八幡神社の御祭神である気長足姫尊おきながたらしひめのみこと(神功皇后)と潮盈玉、潮干玉のお話から考えると、直接的ではないにしても関連のある神様のように思えます。

八幡神社は東京にも多くありますし、綿津見神が末社としてもっと祀られていても良いのでは?
その辺りの事情に詳しくない身としてはそんな風に考えてしまいます。

海のある場所であれば都外にも祀られているのではと関東で綿津見神を祀る神社を探してみましたが、海のない群馬県、栃木県、埼玉県にはあって海のある茨城県では見つけられず、かえって謎が残る結果に。

神話でもあまり名前が登場しないらしい謎多き綿津見神が祀られる神社としてよく聞くのが志賀海神社や風浪宮。
前回時間の都合で行かなかった伊勢の二見興玉神社にも龍宮社があるそうです。
いつか一度は行ってみたいです。

厳島神社

次はお隣の厳島神社へ。
御祭神は市杵島姫命いちきしまひめのみこと、七福神の弁財天様です。

都内では宗像三女神としてより一柱で祀られている神社をよく見かける印象があります。

金運上昇の他に技芸上達のご利益をよく聞くので、こうして今書いている参拝記録の文章力も上がってくれると嬉しいです。

こちらとは別の場所ですが、都内の弁天様を祀る神社の中に銭洗弁天様のいる神社があります。
何度かお参りしに行ったことがありますが、いつ行っても参拝列より人が並んでいました。

昔、鎌倉の銭洗弁天様に行ってお金を洗った時は「使わずとっておくと良い」と聞いたのですが、今は「いつまでも待っているよりすぐに使ってお金の巡りを良くするのが良い」みたいな話も聞きます。

結局のところどちらが正解なんでしょう?
個人的にはせっかく洗って綺麗にしたお金だから、あえてすぐに使うことでお金の巡りもきれいになれば良いなと思ったりします。

外国の亀…?

拝殿

末社への参拝を終え、いよいよ拝殿へ。
御祭神は誉田別尊ほんだわけのみこと、気長足姫尊、伊装諾尊、伊装冉尊の四柱です。

八幡神様は全国各地でたくさん祀られているとても有名な神様ですし、一緒に祀られている伊装諾尊、伊装冉尊も国産みの神様としてとても有名ですし、うまく言葉にできませんが、なんというかとても強そうですね。

安産や勝運にご利益があるようです。
(調べると他にもたくさんあります)

境内に出世稲荷神社もあるそうなのですが、そちらへのお参りはうっかり忘れておりました…
また絶対に来ようと思っているので、その時は忘れずきちんとお参りしようと思います。

ちなみに、拝殿や末社のお賽銭に千円札を入れてはいけないそうです。
お賽銭はお札派、という方は要注意です。
丁度いい硬貨がない場合は近くにコンビニがあったのでそちらで少し崩してから行くのが良いと思います。

さいごに

今回は綿津見神へお参りするため、鮫洲八幡神社へ伺いました。

「海の神様ってどこに祀られているのかな?」というちょっとした疑問から始まりましたが、思いのほか都内では数が少なくて驚きました。

日本で海の神様というと、ほかに宗像三女神、住吉三神がいらっしゃいます。
ただ、ご利益について調べると少し違いがあるようで、綿津見神は「豊漁」、宗像三女神と住吉三神は「海上・航海安全」が主なご利益になるようです。
(どちらかといえばこっち、というレベルの差かもしれませんが)

東京は漁業より交通安全系の方が求められたりするのでしょうか?
もしかしたらそういった主なご利益の違いで祀られる神社の多い・少ないといった違いも生まれているのかもしれませんね。

「こうかもしれない」「ああかもしれない」と想像するのも楽しいですが、まだまだ勉強が必要だなと感じます。

ここまで読んでいただきありがとうございました。

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