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医療脱毛レポ

前回の記事に少し書いたが、私は全10回コースの全身脱毛を2年くらい前に終えている。今回はそのことについて極めて実用的な情報を提供しようと思う。

さて、まずは誰もが気になることとして「全10回の脱毛を終えたら無駄毛は生えてこなくなるか?」ということが挙げられる。結論からいうとNOだ。しかしより正確に言うならば、NOでありYESでもある。つまり、割としっかりとした毛(脇や脚やVIO)は生えてこなくなる。が、産毛(腕や腹や指)はしぶとく生えてくる。人それぞれだとは思うが、私の場合はそうだった。10回やっても理想のツルピカボディにはならなかった。だからわたしは家庭用脱毛器を使い、思い出した頃にちまちま脱毛を続けている。

以下、私が脱毛で辛かったことベスト10をご紹介しよう。

【第10位】
毎施術後、身体中が微妙にペトペトする

これは照射をするときに身体中にジェルを塗りたくるためだ。照射後はすべてのジェルをタオルで拭うが、ペトペト感は多少残る。ちなみにエミナルクリニックではいちおう美容液成分配合だと言っていた。

【第9位】
化粧や日焼け止めを塗って行けない

これは顔の施術の際、脱毛の妨げになるからだ。午後の予約だった場合、ほぼまる1日すっぴんで過ごすことになる。化粧を落とすことを手間と思わないのであれば施術前にして行ってもいいと思うが、クリニックでクレンジングしてる人は見たことはない。

【第8位】
予約が面倒くさい

エミナルクリニックは自分さえ良ければどこのクリニックの予約をしてもよい。たとえお目当てのクリニックが埋まっていても、別のクリニックで予約できるのは有り難かった。私は銀座、六本木、池袋、新宿などいろんなところに行った。毎回、1ヶ月前に(2ヶ月前だったかもしれない)夜中の0時を回ったところですぐにラインで予約する。うっかりしてると秒で埋まる。激戦である。

【第7位】
カウンセリングや契約の決断が面倒くさい

どんなことでもそうだと思うが、最初の一歩が面倒くさい。脱毛はしなくても生きていけるからなかなか踏ん切りがつかない。コースもVIOを込みにするか否かで迷う。やっとカウンセリングに行ったとしても、「本当に毛が無くなるのか?」という猜疑心もあり、すぐに「やります」と決断できない。ちなみに私は1度、どこかのクリニックでカウンセリングだけ受けて帰ったことがある。

【第6位】
高い

説明不要。それでもわたしは安い方で、全10回の医療脱毛で44万ほどだった。


さて、ここからがガチ!!!
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【第5位】
脱毛完了までが遠い未来すぎる

通常、脱毛は毛周期に合わせて行われる。だからどんなに早く終わらせたくても、次の脱毛までは2ヶ月空けることがお約束とされている。そうなると、最初のカウンセリングから計算して、開始から終了まで2年弱くらいかかることになる。これが地味にせっかちさんには辛い。高いお金払ってすぐに効果が出るならまだしも、2年後って……。しかしこれは現代の医療では如何ともし難いから耐えるしかない。

【第4位】
自己処理が面倒くさい

全身脱毛となると、前日にかなりの処理が求められる。脚や腕はもちろんのこと、VIO、背中、お腹、胸、顔、手足の指、お尻、脇…。とにかく身体中のありとあらゆるムダ毛を処理していかなければならない。これがめちゃめちゃ面倒くさい。サッと刃をあてただけでは見落としている産毛もある。だからといって何度も刃を滑らせていると肌が傷つくこともある。そうなるとその部分は照射されず、前日の苦労はすべて徒労に終わる。そして問題はVIOだ。これはまず、自分で電動シェーバーを購入するところから始まる。適当な形に毛を整え、カガミを駆使してなんとも間抜けな格好で処理をする。正直、ほんとに処理できているのかも怪しいけど、人に頼むわけにもいかない。施術の前日の帰宅が遅かったり疲れ果てたりしてる日は最悪だ。朦朧とした意識でもってお風呂場で格闘することになる。

【第3位】
恥ずかしい

これも説明不要だろう。いくら女性どうしとは言え、貧相な胸やみっともない脇腹を晒し、さらにカエルが潰れたみたいな格好で大股びらきをするのだ。恥ずかしくないわけがない。ただ、個人的には始まってしまえばもはやあまり気にならない。1番恥ずかしいのは施術前にスッポンポンで台の上で寝転がってお姉さんを待っている時だ。始まってしまえば目隠しされるので案外イケる。


さて、残すところあと2つだ。うち1つは脱毛未経験者でも予想がつくだろう。

【第2位】
痛い

そう、痛いのだ。ただ私の場合は8割は耐えられるレベルの痛みで、残りの2割は下手すると気を失うレベルの痛みだった。2割というのは、VIO、その中でもVがめちゃめちゃに痛い。しかも施術の後半にくる。ディズニーランドのスプラッシュマウンテンは、笑いの国へ冒険する愉快なストーリーのくせに最後に盛大な落下が待ち受けている。(あれは絶叫マシンではないという意見はさて置き)あれと同じで、施術の間中、ずっと頭の片隅に「もうすぐあの痛みがやってくる」という恐怖がある。ただ、回数を重ねるほどに痛み徐々に弱まっていくような気もする。とはいえ最後まで無痛になることは決してない。

さて、最後だ。1位と2位は人によって入れ替わることもあるだろうし、受けたクリニックによっても変わると思う。が、私の場合はダントツでコレだった。

【第1位】
寒い

めっっっっっちゃ寒い。冬は勿論、春夏秋もふつうに寒い。素っ裸でぺらりとした布だけをかけられ(いやあれは布と呼べるような厚みはない。なんというか、キッチンペーパーを3枚重ねた程度のものだ)横になっているだけでも寒いのに、さらに拷問のようにひんやり冷たいジェルをこれでもかと塗りたくられる。炎症と痛みを防ぐためらしいが、本当に辛かった。お腹や背中に急にタラリとした液体が乗っかり、それが引き伸ばされるときのゾクリとした感じといったらない。さらに私にはまったく不要だったのだが、脇の照射のあとは、保冷剤(ケーキを買ったときについてくるヤツ)を挟み込まれる。これも炎症防止が目的らしいが、本当に辛かった。まるで自分が冷凍マグロにでもなったかのような感覚でただひたすらに時が過ぎるのをジッと待った。もう寒くて寒くて仕方なかった。


とまあ、だいたいこんな感じであるが、他にもお姉さんの声掛けが面白くて笑ってしまうとか、(痛い箇所にあてる度に「せーのっ」って言ってくれる。)単純にくすぐったいとかもある。

とはいえ、やったこと自体には後悔はしていない。脚のムダ毛処理をしなくていいから好きなときに躊躇いなくスカートが履けるのは有り難い。あとクリニックのお姉さんたちはみんな本当に優しい。白衣じゃないけど天使だと思う。

私はアラフォーになってようやく踏み切ったけれど、どうせやるなら若い頃にやったほうが明らかにお得だと思う。

最後に、脱毛は努力だ。これが努力じゃなくて一体なにを努力と言えるだろうか。世の中の女子たちはみんなこんな痛みに耐え抜いてキレイになっているのかと、改めて感嘆せずにはいられなかった。

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