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【202日目】今後どうなるかは誰にもわからないんだよね

朝課長に電話して帰るタイミングを見失ってると話したら、「臨機応変にやってくれて大丈夫」と言ってくれた。
飛行機は水曜日にずらした。
変更でプラス1万…はぁ。


でも母が明日来てねって言ったから、やっぱり会いたいよね。
水曜日に帰るから明日が最後だ。

兄に「何を待ってるの?」言われたけど
「急変したら嫌じゃん」って言ったら
「そんなこと言ったら一生帰れないじゃん」言われた。

なんもわかってねぇーな!
はーちゃんを飛行機に乗せるのがどれだけ大変か。
帰ってすぐまた来るってなったら最悪なんだぞ。

…ぶっちゃけ…
…なんか心の奥底ではもう今回で終わりにしたかったって思ってる自分もいるのは否定できなくて…
自分が嫌になった。


今しかないからずっといてもいいと思うし、
とりあえず大丈夫そうだから帰ってもいいと思う。
どっちもいいと思うんだけど…決めようとするともう1人の自分が本当に?って言ってきて決まらない。

でももう2人を連れて遊び行って寝ている間にお見舞い行くのは結構大変でそろそろもう帰りたい。
はーちゃんのイヤイヤ期と重なって本当に余裕なくてイライラしてしまう。
今回は水曜日に帰ってはーちゃんを置いてまた来よう。
遠いんだからもう仕方ない諦めよう。
もう悩むの疲れた。

家は汚いし、布団は狭いし寝心地悪いし
ごはんも作れないし余裕がなくて子供ともあんまり遊べない。
もうはやく普通の日を過ごしたい。


朝から遊べるところに行き、ご飯を食べさせてはーちゃんが寝てから病院に行った。

話しかければ反応はあるけどずっと寝てる。
それでも一緒にいることが大切なのはわかってるけど、寝てるし昨日のこと覚えてなさそうだし今日帰ってもよかったかもなぁとか思ってしまった。

でも「また明日来てね」って言われた言葉が引っ掛かっちゃうもんなぁ。
しばらくするといっくんも眠くなって病室で寝た。

母のことだけに集中したいのに、はーちゃんを飛行機に乗せるのが嫌だなぁって気持ちが先走って帰る日どうやって騒がずに帰れるか計算してしまって邪魔してくる。
憂鬱すぎる…


途中で医者が話に来た。
「退院は見えない。ご飯も食べれないからね。
来た時は腫瘍のせいなのか血糖値なのかわからなかったけど、今思えば来た時は糖尿病で意識が飛んでた感じだった。
今のところそれは脱したけど、元々の腫瘍が治ったわけじゃないからね。
何もつけずに家で看取るってのも1つの考えだけど、家で血糖測ったりちゃんとしないといけないしこれからどうなるかはわからない。
痙攣が起きたらそれが引き金になることもあるし。
点滴もいつまでできるかわからない。」
とのことだった。

結局もうこの段階ではなにもわからないってゆう。
まぁそりゃそうなんだけどさ。



意識を戻した2日前より寝てる時間が多くなった。
それでも今日明日の話ではなくなったんじゃないかなぁって気はしてしまう。
ご飯は食べられなくて体も動かせなくて水分だけだけど。

今日はほとんど話さずに泣かずに帰れた。
多分来たこともほとんど寝てたしわかんなそう。

兄とはーちゃんの元に行き、はーちゃんを受け取り兄は母の元に帰った。
兄は1日ずっと付き添ってるのすごいなぁと思う。
今までもずっと一緒にいて、オムツとかも変えてもう解放されたいって思ってもよさそうなのに、ずっと付き添ってて…
愛だなぁ。昔は仲悪かったのに。愛だよなぁ。

我が家は特殊で兄が仕事してないからこんなこともできるし、家で介護できたけど
普通に仕事してる30代だったら難しいよね。
そしたら施設になるのかな。


私たちはその後バスに乗って温泉に行った。
毎週のように温泉に入る我々大分県民は湯船にも浸かれない生活がすごく苦痛で、温泉を求めてでかけた。
本当気持ちいいし、家のお風呂に入らなくていいのも助かる。

自分だけこんなことしてて気が引けたけど、私は子供達を優先するしかないから。
少しでも楽しんでもらえるように。


はーちゃんが家帰ってからめっちゃうるさくて怒ったりありながら、
あったまったおかげで2人ともぐっすり寝てくれた。

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