少女Nの脳内
人は思ってるより他人に興味が無いのに
揚げ足を取られるのは何故だろうか
悪いところはよく見られてる
生きてゆくのが辛い時
人格がもうひとつ欲しくなる
死んでしまうのは名残惜しいけど
これ以上意識を保ち続けるのも、ね
寝て起きたら世界が私の都合の良いように動いていればいい
誰もが私より不幸ならいい
私だけが幸せで誰もが私を羨んでいてほしい
誰のことも信じちゃいけない
立ち直れなくなるほどの傷を負うから
少し優しくされたくらいで心を許すなんて馬鹿だ
人に壁を作りながらも
心を開いているフリをしなきゃならない
そうでないと仲良くなれないから
そうでないと社会に馴染めないから
これほどまでに傷ついたのに
今もなお傷ついているのに
自分のことだけを考えてちゃいけなくて
傷つかないように生きるのは自己愛が強すぎるらしい
咄嗟の判断でその場に応じて心をすり減らさないと
未来の自分がもっと自分自身を傷付けて心を本気で殺しにくる
咄嗟の判断なんて弱った状態ではできるはずなくて
悪循環を毎日繰り返してる
1度逃げればもう元には戻れなくて
この最悪を越えなきゃ人として生きていけなくなる
頑張らなくてはならない
分かっているけど頑張れない
そんな自分は人として駄目だ
受験生なのに 高校生なのに 就職したらもっと大変なのに
自己嫌悪なんかに時間を費やして
今日もどうでもいいことに本気で頭を悩ませて
どれだけ考えたってやってくるのは
何も変わらない明日なのに
辛いという言葉では軽く伝わりすぎてしまうほど傷付いていて
何をするにしても自分を否定せずにはいられない
生きているのが辛いから
新しく人格が欲しいのだ
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