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右眼の障害のこと(1)

わたしは「先天性緑内障」という病気で、生まれつき右眼がほとんど見えない。高眼圧の影響で右眼の角膜は青く濁っている。

で、目というものは、見ようとしなければどんどん斜視が進んだりまぶたが落ちてきたりするものらしい。加齢とともに、左右のバランスがますますいびつになってきた・・・。


つまり、初めて会った人は、誰しもがちょっとドキッとする見た目をしている。


しかし子どもたちにとってはこれが当たり前の母の姿である。

娘がまだ幼児だったころ、唐突に
「ままのあおいめ、きれいだね。ほうせきみたいね。」
と言ってくれたことがある。
嬉しかったなあ。

病気のことは、娘たちが小さい頃からなるべく正確に説明してきた。けど、深刻に聞いているその顔を見てつい「神様が、特別にママには青い眼をくれたんだよ~ん」と話したら、ふたりは羨望のまなざしでわたしを見つめていた(笑)。かわいい子どもたち。


一番目立つ部分が人と違う色ということで、顔とか、眼に関してはそれはもう大きなコンプレックスを抱いてきたけど、自分では青い右眼がそんなに悪くない色だと思ってる。よく見ると、きれいなブルーグレーである。わたしのnoteのアイコンは娘が描いてくれた。まさに右眼はこんな色だ。さすが、よく見ているなあ。

眼のことでは、そりゃもうこれまでいろんなことがあった。


でも、青い眼もまた、大切なわたしの一部だ。

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