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子どもだって、日曜の夜は憂鬱だ

ピピコ(次女)、学校には毎日通えるようになったし、帰宅時はたいていは元気でゴキゲンで、「行ってしまえばまあ楽しい」らしいのだが。

やっぱり基本的には「学校キライ」。
(うんうんわかるよ。)

だから、日曜の夜はものすごく憂鬱そう。
(うんうんわかるよ!!)

楽しかった土日が終わりに近づき、タンタン(夫・単身赴任中)が夕方東京へ戻ってしまったあとが憂鬱のピーク。寝ちゃったら月曜日が来てしまうので、なかなか寝ようとしない。

昨夜はわたしの体調がイマイチだったこともあり何だかイライラして、ちっとも寝る準備もせず何か工作してるのでコラッと怒った。

これはイカンと思い、「モジャ」を呼ぶ。この人、子どもたちの友だち。頭がモジャモジャで子ども好きでやたらと明るい。ポポコ(長女)とピピコの頭もすぐモジャモジャにしてしまう。わたしの創作キャラである。もちろんわたしが演じているだけなのであるが、子どもたちはすごく喜ぶ。
(他にも「ママじろう」ってやつがいて、こいつはものすごく意地悪で口が悪い。お母さん業に疲れるとこいつが現れて、子どもたちに意地悪をする・・・笑)

「モジャ」とピピコで明日の学校の準備をして、お布団をきれいにして、ドライヤーで髪を乾かす。なぜかママじゃなくて「モジャ」だと、イライラしないのである。頭をモジャモジャにしながら「何やってんだろわたし…」と思うが、ピピコとわたしが楽しく日曜の夜を過ごせるなら、もう何だって良いのである。

「モジャ、これあとでママに渡しといて」と、小さな封筒をくれた。さっき工作してたやつだ。「ママへ」って書いてある。

うんわかった、おやすみ。と言って、ぎゅーして、ちゅーして、電気を消す。ふーーやれやれ。

やっとひとりになって、頭モジャモジャのまま、もらったお手紙を見る。

「ママいつもおつかれさま。
たいへんなときはてつだってあげる。
大すき
ピピコより」

これ書いてたんだね。さっきは怒ってごめんよ。学校の準備、また一緒にやろうね。モジャにもまた来てねって言っとくね。



数年前に書いたエッセイ。

ピピコがグダグダの時にドライヤーを手伝ってくれる「ゴーゴー君」っていうのもしょっちゅう出没してたな・・・

そしてピピコは、すてきなお手紙を今でも時々くれる。
寝る前には、ぎゅーして、ちゅーーー。
相変わらずである。

ふだんは大人はわたしひとりなので、
やりたいよーにやっている!

タンタンがいたら、モジャとかゴーゴー君とか、できないわ。笑


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