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サッカー観戦という最高の娯楽について


もしかしたら最高の娯楽ではないかもしれない。吹き過ぎた。ごめん。
あと、読み返してみたら滅茶苦茶長いうえに読みにくいし何が言いたいのかわからん。下書きなしで思うままに書き殴ったらこうなった。我慢して読んでください。


2022年12月、FIFAワールドカップが今まさに開催されている。これを書いている時点で日本は敗退しているので若干時勢を逃した感はあるが、まだまだ面白いのはこれからと言ってもまあ間違いではないだろう。
日本が敗退した時点でもう既に興味を失っているアナタ。損してますよ。
と、言いたいところだが、今後の試合は全部0時とか4時とか開始なので普通の人は観ない。
一試合見ようとするだけでも覚悟を必要とする時間だ。今まで夜更かしや早起きをして観た試合はことごとく面白かったし、これからある試合もきっと面白いのだろうが、それを他人に強要するのは良くないだろう。私は強要されたくない。毎日慢性的な眠気を抱えて生きている。

W杯における日本以外の試合のような、自分と関わりの無いところで行われている試合は、例えば(W杯なら特に)選手の技術であったりとか、ゴールまでのプロセスであったりとか、そういった事象の美しさ、面白さを楽しむものであると思う。思うのだが、まあなんか、前提知識が必要になったりとハードル高いっすよね。
関係ない連中同士の威信をかけた死闘を安全圏から眺める…みたいな、そういう趣味の悪い楽しみ方もないではないが、それを含めてもあまりキャッチーな娯楽とは言えないだろう。

その点にフォーカスするのであれば、サッカー観戦が最高の娯楽であるとはとても言えない。
そういう主張をしたいのなら、注目すべきはそれ以外の部分だ。


感情移入。

大きな勝負事に挑む何者かに自らの感情を乗り移らせ、その喜びや、あるいは嘆きをインスタントに摂取する。その感情の振れ幅そのものがエンターテイメント。おそらく多くの人が最近これを経験したのではないだろうか。楽しかったよね。

ある名作漫画でも言及されていたが、まあ言ってしまえば紛いもんである。それは自分の感情そのものではない。
漫画で読むと「ああ確かになあ」と納得してしまうし、同意もしたくなる。だがそれをドヤ顔で引用して俺らの感情移入に水を差してくるそこのお前。お前だけは許さん。その画像は無断転載だ。今すぐ消せ。
楽しんでる人間のところに行ってその楽しみを否定するのは(まあ解ってやってるだろうけど)だいぶ無粋だろう。ぼくらは粋な人間であろうね。

それでもあえてその問いにアンサーを出すのであれば、
紛いもんだっていいじゃん、と開き直ることだろうか。
実際、インスタントにコスパよく巨大な感情を摂取するという点で、サッカーほど優れているものはない。特にW杯とかは全試合無料で見れたし。

いやごめん、野球とか、ほかのスポーツ観戦全般もそうかもしれん。

あえて他のスポーツとの差異を探すなら、サッカーはその競技の特性上、一点がとてつもなく重いという点がそうだろうか。
ロースコアで動くことが前提のゲーム。ネットが揺れるという視覚的な効果も相まって得点のカタルシスは他のスポーツの追随を許さないと個人的には思う。


ここまで長々と書き殴っておいてアレだが、感情移入以外にもサッカーの楽しみ方はある。

みなさんはスタジアムに足を運んだことがあるだろうか。

単に試合観るだけならテレビでいいじゃんとお考えの方もいるかと思うが、スタジアムで体験するそれは全くの別物である。

響くチャント(応援歌)、空と風、焼ける肉やソースの匂い、ボールがゴールに近づくにつれてスタジアムを包む高揚感、書いていて思ったがあんまり口で説明して理解してもらえるものじゃない気がする。この段落は無駄かもしれない。これまでにあった無駄な段落については触れないこととする。

知識なんてなくてもなんとなくで楽しめばいいのだ。何なら屋外で食う飯と酒を目当てにしたって良い。私も幼いころはハーフタイムに買ってもらえるアイス目当てで親にくっついてスタジアムに行っていたものだ。
目の前で必死に球を追いかける屈強な男たちを肴に呑む酒もまた乙なものではないだろうか。
近所にスタジアムのある方は、ぜひ週末試合のある日に足を運んでほしい(今はオフシーズンだけど)。


長く生で特定のチームの試合を見ていると、感情を揺さぶられる瞬間が何度かやってくる。それは前述したように錯覚、まがい物でしかないのだろう。

個人的な感覚なのだが、そこで襲い来る感情は、4年に一度体験できるそれとは比較にならないほどリアルで現実感のあるものだ。錯覚なのだと頭では考えていても、感覚ではそれを信じられない。

理屈としては単純に期間の長さに比例して思い入れとか、そういうものが蓄積していっている、という感じだろうが、論理的な言葉では説明できない気がする。

他人の感動が、激情が、あたかも自分のものとして襲い掛かってくる瞬間が、確かに訪れるのだ。

ずいぶんと気の長い話ではあるが、そんな、より質の高い感情移入を求めてスタジアムに足を運ぶのもアリだろう。


なんかエラい長くなってしまった。推敲もしてないが直すのも面倒臭いのでこのまま公開することにします。ここまで読んだ方がどれだけいるのかは分からないが、長文駄文を読むのはさぞ疲れたことと思う。お疲れさまでした。

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