見出し画像

"ゆたかさって何だろう"って問いかけ、いいですよね

漢字ではなく平仮名であることにメッセージを感じます。
ふと、そもそも「豊」ってなんだろうと思い、調べてみました。

「豊」
象形文字です。「甘酒を盛る為のたかつき」の象形から、「たかつき」を意味する「豊」という漢字が成り立ちました。
(以下リンクより引用)

たかつき、すなわち食器ということのようですが、甘酒はかつて神に捧げるものだった、なんて話もあるようです。
そして、甘酒は一文字で表すと「醴」と書くのだとか。

お酒にまつわる部首の「酉」に「豊」で甘酒。
甘酒を注ぐ杯を模した文字が"つくり"に入るとは、まさにですね。


上記のリンクにある「豐」は「豊」の旧字体(逆に見ると略字体)でありつつも、成り立ちは微妙に異なり、

「草・木が茂っている」象形と「頭がふくらみ脚が長い食器(たかつき)」の象形から、ゆたかに盛られた、たかつきを意味し、そこから、「ゆたか」を意味する「豊」という漢字が成り立ちました。
(上記リンクから引用)

となっているようですが、概ねの意味合いはほぼ同じ?。素人目には。うん。


甘酒(に限らず日本酒)はお米から作られるワケで、五穀豊穣を祈り、またはその感謝を神に表すには、まさにもってこいの存在として、人々に親しまれたことも頷けます。

"豊かさ"とは、実りにこそあり、それが命を繋ぐものだったことは明白です。



翻って現代、日本において"実り"は当たり前の存在になり、その先の"ゆたかさ"を考えねばならなくなったとも取れるでしょうか。まぁそりゃそうですよね。

今回のコンテストはレオス・キャピタルワークスの投資信託「ひふみ」がブランドリニューアルということでのコラボレーションだそうですね。(僕は無関係な第三者です、念の為。)
ブランドコンセプトとしてのクレド・指針みたいな言葉が設定されていて、その中に"ゆたかさ"という言葉が使われています。全貌は以下です。

ひふみブランドについて

どこにもない、をあなたとつくろう。
これまでのモノサシは、もういらない。
多彩な可能性の応援団になろう。
「こうあるべき」の枠を、ひらりと越える。
あなたといっしょに育てあうファンド。
未来へ向かいながら、投資のいまも楽しもう。
ワクワクに、国境なんてない。
次のゆたかさのまんなかへ。
投資って素敵なこと、をあたりまえにしたい。
(ひふみHPより引用)
https://hifumi.rheos.jp/brand/

それぞれの言葉には、さらに細かい説明も書いてありますのでご興味あればぜひ、というところです。


語弊があることを承知で言葉にすれば、

豊かさの象徴だった"実り"は、現代で"お金"に姿を変えた

と思います。という主張を前提に、

そんな"お金"にダイレクトに関わる投資信託が"ゆたかさ"と平仮名を使うところに、並々ならぬ想いを感じます。
そして、コピーライターさんのお仕事が輝いています笑


ここから、時代の変遷を大きく追いながら"豊かさ"と"ゆたかさ"について書こうと思ったんですが、また今度にします。
もしくは喋ったものを音声で上げます笑

賢明な方であれば、ここまでのお話で
この先で述べたいこともなんとなく想像つくやも、などと思います。



昨日、何の気無しに書いた文章がたまたまフィットしたので、不意にタグを付けてみたのがキッカケで、ちょこっと深堀りしてみました。

社会的な価値観変容と、個人としての価値観変容の速度とに、
ずいぶん大きな差が開いてきているのではないかなぁ、と思う次第です。

そして、個人差もかなり大きいのでしょうね。

五穀豊穣を祈っていた頃は、ある意味ではシンプルだっただろうなぁ、と思いを馳せてしまいます笑


お付き合いいただき、ありがとうございました。

お相手は わたくし
納木 まもる でした。

次回も楽しんでもらえますように。


読んでいただいてありがとうございます。貴重な時間をいただいていることは自覚しつつ、窮屈にならない程度にやっていきます。