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聞いて!笑って!ラーメンズのオススメ歌ネタ 5選

もう書くしかない。
他に書こうと思っていたことあったんですけど、もうダメ。

ちょっと前にラーメンズのオススメ記事がドカンと来てて、こちらの岸田さんの投稿。(勝手に取り上げてすみません!最高でした!)

言いたいことは全部書かれています、ほんとに。映像作品化された舞台は全部Youtubeに公開されてるし、収益は日本赤十字社に寄付されるので世界を救えるのです。

嗚呼もうなんでこの記事、自分で書けなかったんだろう、と思っていたくらいです。悔やまれる。僕の愛はこんなものか、と。

そしたらフォローしてる椎名トキさんが追い打ちかのようにこんな投稿を。


嗚呼。もう。何やってるんだ。何番目でもいいんだ、とにかく愛を語ればいいんじゃないか。
というわけで、何番煎じか分からないけど、我もここに続くのであります。


ラーメンズは、舞台を中心に活動し、ある種カルト的人気を誇る(誇った)アンダーグラウンドな芸人さんです。まさに知る人ぞ知る

活動方針だけでなく、笑いのスタイルも一線を画するものです。
"芸人さん"と銘打って紹介するには少々抵抗があるくらいに。

言葉遊びをふんだんに取り入れ、伏線を張り巡らせたストーリー展開は、もはや文学的とまで言える構成。キャラクター造形そのものに展開の肝が隠されていたり、癖がありながらも身近にいそうな人物像に引き込まれたり。

そして振り切った演技を引き立てるミニマムな舞台演出
文脈や背景を読み取ることでこそ、最大限楽しめる。時には基礎知識や短期記憶の不足で真意を取り損ねることも。

徹底したこの姿勢によって、唯一無二の存在として、どこか高尚さすら感じさせる魅力を放っているのです。そう、まさにカルト的なのです。


だからこそ、言えるのです。

ラーメンズ好き同士は合う!

と。これはガチなのです。個人的に。


前述の通り、ラーメンズの魅力は文学的なストーリー展開こそ真骨頂と言えるのですが。皆さんこの辺りは押さえてくることかと思いますので、ちょっと脇道、タイトルの通り"歌ネタ"の作品をご紹介してみます。

ネタを書く小林賢太郎さんの"歌"にまつわるルーツは特段存じ上げないのですが、コントの一部に歌を使った演出が含まれ、時には歌のみで構成されたネタもあるのです。

これがね、なんともいいのですよ。お二人の声質とかもあるんでしょうか。
耳馴染みのあるメロディに、お得意の言葉遊びが載っている感じ。
なんともいいのです。語彙が消失した。


そんな具合で、ちょっと踏み込んだ感じだけど、ハードル低めな
ラーメンズ"歌ネタ"のご紹介です!


◇シュールで皮肉な可愛いヤツら
「プーチンとマーチン」|『FLAT』より (3:00)


まずはライトなところから。黒いのがマーチン、白いのがプーチン。
短くシュールな会話 → 関わるテーマの短い歌
を繰り返したテンポの良いコントです。

分かりやすい!キャッチー!
それでいてラーメンズらしさが滲んでいる作品です。

歌詞を一部引用。

♪異性にモテるけど 同性に嫌われる♪
♪性格悪いの分かってるけど モテない奴見てホッとする♪
♪自分が可愛い 切ない人間♪

どんな歌詞だよ!

◇可愛いヤツらが帰ってきた!
「マーチンとプーチン2」|『CHERRY BLOSSOM FRONT 345』より (4:02)

マーチンとプーチンが帰ってきました!
なぜかタイトルが逆順になっています。

短くシュールな会話はちょっと長めに。好き放題やってます笑

分かりやすい!キャッチー!

♪携帯電話を無くして  初めて気づいた 不便だな♪
♪もう一つ気づいたことは  誰にもつまらない自由♪
♪それでも持ちたい  不思議な人間♪

どんな歌詞だよ!臨・兵・闘・者・皆陣烈在前!カキーン!


◇定番の展開に添えられた歌ネタ
「金部」|『STUDY』より (21:00)

金部【かね-ぶ】です。たった二人の部活です。

片桐仁(モジャモジャな方)さん演じるちょっとおバカなキャラを、
小林賢太郎(シュッとした方)さん演じるインテリキャラが手のひらで転がす

というラーメンズの定番パターンの一つです。
劇中では数字のトリックをふんだんに取り込んだ笑いが。
「17頭のラクダ」や「二八そば(落語)」のようなイメージ。

そんなコントの終盤に"金部の歌"が出てきます。ハモりもちゃっかり入ってきたりして。
メロディは"都の西北"の、、、おっと、誰か来たようだ。

コント全体の展開も実にラーメンズらしい構成になっていますので、ある種の定番的な立ち位置とも言えるでしょうか。
20分と長めのコントですが、ラーメンズだと標準よりちょっと長いくらいのもんです笑

◇一番振り切った歌ネタかも
「条例」|『TEXT』より (15:20)

椎名トキさんのnoteにも取り上げられていますが、重複したとしてもオススメすぎます。

あるやり取りを、特定の条例(ルール)の元で繰り広げるとどうなるか、というもうよく分からない設定です笑

いくつも出てくるルールの中に"歌ネタ"が仕込まれています。全力です。このサムネがそのシーンの一部です。全力です。
真似したくなること間違いなし!

前段として「不透明な会話」を見ていると一層楽しめる作品です。

◇ふんわり笑える歌ネタ
「帝王閣ホテル応援歌」|『CLASSIC』より (5:53)

個人的に一番のお気に入りです!

この作品が含まれる『CLASSIC』は架空の"帝王閣ホテル"を舞台に繰り広げられるストーリーを集めた舞台になっています。

そんな"架空のホテル"の"架空の応援歌"を作ってしまった、という。
何が何やらなんですが、これがまたなんともいいのです。
小気味よいメロディと、絶妙な笑いがスッキリと馴染んでいます。
なんともいい。語彙、、

メロディはどこかで聞いたような、野球の応援歌ってこんな調子ですよね、しっかり再現されてるのが凄い。

大きな笑いは生まれませんが、なんとなくほっこり笑いたい時にピッタリです。

ちなみに、帝王閣ホテルについては、アンサイクロペディアがいい仕事してました笑

あー帝王閣ホテルもこのご時世、打撃を受けているのでしょうか。。

〜〜〜〜〜


いやーこれで5つですか、歌ネタはそんなに多いわけでもないので、サクッと見れます!こんな角度からでも、新しくハマってくださる方がいるんじゃないかと。いたら嬉しいなぁ。。

って、改めて岸田さんの投稿見たら最後の方でチラッと触れてらっしゃいました。

長いコントを観るのに疲れたわーってときは「プーチンとマーチン」や「帝王閣ホテル応援歌」とか、短い歌の作品もよし。

そうなのそうなの!ほんとそうなのですよね。
ぜひ楽しんでいただきたいですね!


さて、おまけに、もう1本ご紹介します。

◇ハマってから見た方が、、
「路上のギリジン」|『ATOM』より(11:46)

ラーメンズのコントには、どちらか片方しか登場しない、もしくは片方が何もしないパターンがあります。

『ギリジン』シリーズはその一つ。
この『路上のギリジン』は全編ほぼ歌ネタで構成されていて、なんかちょっと緊張感があります笑

ある程度ハマってないとキツイかもしれません、空気が独特すぎる。。

あ、『ギリジンツーリスト』ならもうちょっと気楽に見れるし、歌以外もあるじゃないか。こっちにすればよかった!

♪旅行ガイドには載ってない、普通のとこに行こう!♪



ということで、ラーメンズのオススメ"歌ネタ"5選+1 でした!

在宅ワーク・"Stay home"のお供に、と思いながらも、BGMには向かないので注意です!この投稿書くのに余分にどれだけかかったと思ってんだいw

ラーメンズ好きの方、お気軽にコメントお待ちしてます。
ラーメンズ好き同士は合うのです、これはガチなのです笑


それでは、
長々とお付き合いいただき、ありがとうございました!

お相手は わたくし
納木まもる でした。

次の文章も楽しんでもらえますように。


<編集後記>
書いた後にTOP画像に迷って、マーチンプーチンっぽい可愛い猫様を発見してこれにしました。本当はラーメンズだと分かるものが良かったんでしょうけど、絵がかけるわけでもなく、DVDのジャケットとかだとあまりにそのままだし、と。。

しかしね、全然足りない!もっと語りたい!のであります。

ラーメンズを知ったのは中学生くらいだったでしょうか。きっと多いであろう、面白Flashでの出会いです。でもキチンとハマった頃にはもう活動停止していて、リアルタイムで追えていたわけでもなく。

新時代令和に突入してもなお、ここまで人を熱くさせてしまう彼らの魅力は計り知れないなぁ、と改めて感じます。
カルト的という表現は刺激的過ぎたかもしれませんし、肌で感じたことはないけど、なんだかしっくりくるのです。

だからこそ、人を選ぶ個性とも言えてしまい、彼らを毛嫌いというか食わず嫌いしている方々もいらっしゃるかな、なんて。
でも、文章に強みを持ったnoteを好む方には、きっとハマるところがあるのだと信じてやみません。

ちなみに、昨年おこなわれた片桐仁さんの個展を見るために、わざわざ台湾まで行くくらいの愛を持っているわたしです笑

あ、あとね、昔大阪で働いてた時に、オフィスの下のコンビニで片桐仁さんを見かけて大興奮したことがあるよ!好きな人を目の前にすると何もできなくなるんですね、もはや足がすくんでました笑
その10分後に小林賢太郎さんも見たんだよ!コンビニの外でゴミ捨てて振り返ったら目の前にいたんだよ!手を伸ばせば届く距離だよ!気絶した。
2016年かな、カジャラの大阪公演の日だったみたいで、会場が近かったんですよね。

ラーメンズ好き繋がりでいくと、
"ハヤシさん"というゲーム実況者の方がラーメンズ好きで、とても合います。特にその色が強いわけではないんですが、なんともいいのです。
なんともいいの。
気になった方はぜひ。

あーこのくらいにしないと、、、笑
ハヤシさんへのリンクを貼って終わりにします!

以上、ドイツ村のある県在住納木まもる でした!


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