理不尽なことをされたときの気持ちは、理不尽なことをしかけてきた人の気持ち
2017年のころから今に至るまで私がなによりたくさん「使い」、なんとか乗りこえてこられた考え方のひとつに「投影同一化」という概念があります。
非常に専門的な言葉ではありますが、私にはどうしても欠かせない考え方です。
精神分析の「対象関係論」という学派によく登場します。
たとえば妻から「何やってんのよ!」と怒られたとします。しかしこの言葉だけでは私のなにがよくなかったのか、なにを怒られているのか、よくわかりません。
「なにをしているのか?」という意味でないことはわかります。私が2階に上がろうとしているときにそう言われたとしても「私は2階に上がろうとしている」と答えてはダメなのでしょう。