佐々木正悟

1973年生まれ。 タスクシュート協会理事。ビジネス書作家。 jMatsuzakiさん…

佐々木正悟

1973年生まれ。 タスクシュート協会理事。ビジネス書作家。 jMatsuzakiさんとタスク管理のための「100日チャレンジ」運営中。 倉園佳三さんとオンラインコミュニティのほか、本を書き上げるための「書き上げ塾」を共催。 独自の「3ヶ月チャレンジ」コミュニティを主催。

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    先送り0(ゼロ)―「今日もできなかった」から抜け出す[1日3分!]最強時間術

    jMatsuzaki
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    イラスト図解 先送りせず「すぐやる人」になる100の方法

    佐々木 正悟
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    つい顔色をうかがってしまう私を手放す方法

    佐々木 正悟
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    人生100年時代 不安ゼロで生きる技術: 「安心力」が手に入る10の話 (知的生きかた文庫)

    佳三, 倉園

マガジン

  • ユタカジン 〜自分らしい時間的豊かさを追求するマガジン〜

    • 64本

    「ユタカジン」は「自分らしい時間的豊かさを追求する」ことを理念に運営されているnoteマガジンです。「タスクシュート協会」によって運営されています。 目の前のことに「ゆっくり」「じっくり」「たっぷり」と時間を注ぎ込み、1日に安らぎと満足を得る生き方を広めています。 「時間がない」「時間が足りない」「時間に追われる」 そんな悩みを解決するコツやヒント、テクニックを持ち帰っていただき、今日からあなたの実生活で生きる知恵を更新していきます。 タスクシュート認定トレーナーを中心とし、タスク管理や時間管理に造詣の深いメンバーが執筆します。記事は毎日更新されます。ぜひマガジンをフォローしてみてください! 👇マガジンのコンセプトや運営に関するさらなる詳細はこちらをご覧ください https://note.com/jmatsuzaki/n/n5f3e9849c0af

  • アマチュア精神分析

    • 40本

    「マンガで読む精神分析」を改めて「アマチュア精神分析」とします。

  • 野の医者としてのライフハッカー

    私がライフハックに凝り、それから自己啓発や精神分析に主題を移していったプロセスを書いていこうと思います。 このマガジンの古い記事は本とライフハックのカタログでした。

  • 先送りセラピー

    先送りを無意識から考え、自然消滅させるのを目指します。

  • 「気持ちの問題」

    「それは気持ちの問題だ」とよく言われます。

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最近の記事

幽霊の正体見たり枯れ尾花

暗い夜道を歩いていると不安になることがあるでしょう。そんなときに少しでもおびえ始めると、その恐怖は急に大きくなります。あまりにも恐れがひどいと人は少し正気を失いかけます。 遠くの方にかすかな、形もハッキリしない「なにか」がぼうっと「見える」ような気がします。動悸が高鳴り、汗がにじみ始めます。 そんな得体の知れないものが見えているところへは近づけません。しかし少しでも理性の力を借りてよく目をこらしてみると、なんてことはなくただ月の光を浴びたススキの穂が、風に揺れているだけな

    • 寒くて暗い冬の朝にベッドからでたくないですか?【ユタカジン】

      森の小鳥のさえずりだろうと、ペール・ギュントの「朝の気分」だろうと、あなたが朝を苦手だと思うなら、セットした「目覚まし」を嫌悪するでしょう。 暗く冷たいベッドの外に飛び出したいとは思わないでしょう。暖かい毛布のぬくもりにいつまでも全身を浸していたいと願うでしょう。 「スヌーズ」の誘惑にはとても抗いがたいでしょう。せいぜい一〇分後にまったく同じ空々しい「朝の気分」をふたたび聞くことになるとわかっていてもです。 もちろんこの気持ちはよくわかります。そして私は思うのです。

      • 「先送りゼロ」を出版しました!

        この本で私は、「先送り」をゼロにするために、タスクシュートをどのように使ったらいいかを解説しました。 タスクシュートといえば「とっつきづらそう、難しそう」と、およそライフハックや自己啓発には似つかわしくない感想をもたれます。 ビジネス書では「やさしいことを誤解なく」が鉄則でしょう。 佐々木が「タスクシュート」を説明すると、事態はさらに悪化するようです。 そこで今回はjMatsuzakiさんとの共著を出したというわけです。案の定、彼の解説は今のところ好評を博しています。

        • 『八日目の蟬』を精神分析的に読む

          はじめに断っておかなければいけないでしょう。 この作品はいわゆる精神分析や臨床心理とは関係ありません。一人として「カウンセラー」や「精神分析家」は出てきません。 また、この記事を読めば最初から「ネタバレ」のような情報に触れてしまうことになります。 1ページ目から引き込まれます。最初のシーンで主人公の女性は「誘拐」するのです。「希和子」は不倫相手の新生児を「愛おしさのあまり」さらってしまうのです。 情報はごくわずかです。「希和子」がどうして他人のマンションに忍び込めたの

        幽霊の正体見たり枯れ尾花

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        記事

          「タスクシュートだけ使う」という方法論

          久しぶりにタスクシュートの話をします。 私はいまではMac標準の「メモ」とGoogleカレンダーの他は タスクシュートだけ 使っています。 これはとても不思議に思われることもあるようです。またこれを言うと 「タスクシュートだけが正しいのか?」 と問い詰められます。 しかし私は「意見」とはそういうものだと思っています。「私がいつでも正しいわけではない」というのと「しかし私は正しいと信じる意見を述べる」のとは両立するはずです。 なぜタスクシュートしか使わないのかと

          「タスクシュートだけ使う」という方法論

          先送りするのは「やりたくない」から

          確定申告が迫ってきました。 「こうならないように、来年こそは前もって済ませておこう」と決意している人もいるかもしれません。 2月10日の土曜日に井上新八さんをお招きしてセミナーを開催しました。 井上さんは「習慣化がしたければ、なんであっても毎日する以外にはない」とハッキリお話になりました。 そしてあらゆるライフハックや「習慣術」の常識をキッパリと否定されました。 「およそ紙に書き出したりリストアップしたりしてようやく実行できるような行動は習慣とは言えない」と述べたの

          先送りするのは「やりたくない」から

          井上新八さんをゲストにお迎えしてタスクシュートジャーニーを開催しました!

          こちらが井上新八さんの新著です。すでに飛ぶように売れています。 今日はjMatsuzakiさんとともに、拙著の記念イベントとしてタスクシュートジャーニーの第3回目を開催したのです。ゲストの井上新八さんにはブックデザインをお願いしました。 以前なら今日の井上さんのお話を、私はよく理解できなかったでしょう。 井上さんは自分の「なんとなく」を大事にされているようでした。 井上さんの新著は「習慣化をテーマとした本」とみなされるでしょう。その中にはおそらく「健康のために運動をす

          井上新八さんをゲストにお迎えしてタスクシュートジャーニーを開催しました!

          夢のマトリョーシカの夢

          この作品を私はずっと紹介したいと思っていました。 でもなかなかできずにいました。 私のスタイルとして思いついたところで引用に頼ります。 しかしこの作品はじつに引用しにくいのです。 夢の中で夢をみているようにして話がつながっています。 ときどき夢の中で「これは夢だ!」と気づきます。しかし夢は続き、覚めることはありません。 夢からさめる古典的な方法に「ほっぺたをつねってみる」というのがありますね。 フジモトマサルさんの漫画ではよく「ほっぺたつねり罪」で告発されます。

          夢のマトリョーシカの夢

          小説家の描く統合失調症

          小説家というのはたいしたものだと思う。 そう思わせる作品のひとつに『月のアペニン山』がある。著者の深沢七郎という人に驚かされたのである。 作品はこの文庫本に収録されている。文庫のタイトルになっている「楢山節考」も佳作だ。うちの娘に言わせれば「怖くてまったく救いようがない」。 『月のアペニン山』は「サスペンスの練習」らしい。「練習」なだけあって「ミステリー」にはなっていない。だから「ネタバレ」もないのだが、それでも避けたいという人はこの先は読まずにおいてほしい。 主人公

          小説家の描く統合失調症

          「私の身体」という思い込み

          こうした考えに慣れている人はともかく、現代では一般に 「私」とは私の肉体に根ざす何か と考えられています。もちろんそうは考えないという人も少なくはないでしょうが。 ただ、このように簡単に「私の肉体」というものの、これがいったいなにを指すのかは、じつはかなりあやふやです。 「幻肢」という概念があります。なんらかの理由から四肢の一部を失っていても、存在しない腕や指を脳が「存在するもの」として扱ってしまうことがあります。 「腕のない人が幻肢をもつ」ことがあるのなら、どうし

          「私の身体」という思い込み

          カレル・チャペック『白い病』

          本作品は1937年に刊行されました。 作者のチャペックはきっと焦って、あっという間に書いたのでしょう。 読者はこの作品をそれよりもすばやく、あっという間に読み終えます。 「白い病」は雪崩のような「パンデミック」を引き起こします。私たちも体験しました。とはいえこの時代にはもっと恐ろしい話として描き出されています。 そこに漫画の主人公のような「希望の光」が登場します。名はガレーン博士といいます。 ガレーン博士は病気を治す特効薬を発見したと主張します。それが本当なら医師と

          カレル・チャペック『白い病』

          竹宮恵子『イズァローン伝説』

          2024年の秘かに立てた目標として 「今年はnoteもブログもひとつも書かない」 と、ありました。 それをわずか十日で破ってしまうはめになります。できもしない目標など立てるものではありません。 竹宮恵子さんという漫画家は、私にとってはひょっとして手塚治虫さんよりも「天才」と思われます。 とくに『イズァローン伝説』には感じ入りました。 まるで歴史小説を読んでいたら、ロールプレイングゲームを遊んでいるような夢を見たふうの読後感を得たのです。 そのように異常なまでに要

          竹宮恵子『イズァローン伝説』

          「無意識」の好き嫌い

          先日の記事でこんなことを書きました。 これはまったく架空の話です。しかしこれから紹介する漫画家の高階良子さんの話は、おそらくは「実話」だと思います。 高階さんは「牛乳嫌い」に困っていたそうです。それほど困る話でもなさそうです。私の友だちにも牛乳が飲めない子はたくさんいました。 「牛乳が嫌い」というのはふつう「飲めなくて困る」ものです。牛乳を「見るのもイヤだ」というのは不思議です。 しかしもっと不思議なのは、こんなに牛乳を「見ただけで吐く」人が、昔から嫌いだったわけでは

          「無意識」の好き嫌い

          「枯れ尾花」にも1%くらいは責任があるのかもしれないが

          私が「精神分析」の理論についていけなくなったときに必ず戻る有名な文句があります。 幽霊の正体見たり枯れ尾花 という有名な七五調です。 今年で五十歳にもなる私でも、あいかわらず「夜道」は少なくとも「真昼」よりは「怖い」のです。 べつにイノシシに突進されるとか、さいきん話題の「クマ」に襲われるとか、そういったことを恐れているわけではありません。それなら早朝でもあることです。 もちろん暗いところから幽霊が出ると信じてもいません。私の実家は寺で、裏庭には納骨堂とお墓があって

          「枯れ尾花」にも1%くらいは責任があるのかもしれないが

          コミックで精神分析を考える

          タイトルからは「漫画で学ぶフロイト入門」といった内容を連想されそうです。 でもこちらの記事で書きたいのは 精神分析という「世にもわかりにくいもの」を「漫画の表現技法」の力を借りて理解していくプロセスです。 たとえば「精神病」とか「精神障害」とかいった用語があります。 これを「精神分析」ではどう定義しているのでしょう? どうしたら人は「精神が病んでいる」と言えるのでしょうか? 実はこれについてジークムント・フロイト(いわゆる有名なフロイト)はかなりハッキリさせています

          コミックで精神分析を考える

          「誰のおかげで食えていると思っているんだ!」は防衛

          「誰のおかげで食えていると思っているんだ!」 というのは俗にいう「昭和のお父さん」の決め台詞でした。いまでは非難されますし、たしかに聞いている側にしてみれば感じのいい言葉ではありません。 つまり言われた側は「攻撃された」としか思えないでしょう。 しかし「お父さん」はきっと「防御」のつもりで言ったのです。 「攻撃してでも自分を守りたい」と思う人はいつも、責められてつらい思いを抱いています。 自分の収入ではやっと生活を回すので精一杯だ、というところでしょうか。「そのうえ」

          「誰のおかげで食えていると思っているんだ!」は防衛