マガジンのカバー画像

アマチュア精神分析(3チャレ通信)

42
「マンガで読む精神分析」を改めて「アマチュア精神分析」とします。
運営しているクリエイター

2023年6月の記事一覧

先送りの4タイプについて

この本はボロボロになって今でもうちにある。 今となっては古い本である。1998年刊行だ。 こ…

9

怖いと思う相手はなぜ怖いのか?

タイトルはあまり意味がない。 しかしわたしたちはこれを知りつつもなかなかその知見を生かせ…

2

なぜ「誤解されたくない」のか

人は「自分のこと」を誤解されるとけっこう不快に思うものだ。 若いころにはこれが少し不思議…

8

誰に「バカにされるのが怖い」のだろう?

セミナー主催者を悩ませる心理というものがある。 「ご質問はありませんか?」 とひといき入…

3

ことさらな意識に隠されるのが「無意識」

なにかここにはイヤなことが書かれていると思う人もあるだろう。 けれどこのような一節でこと…

3

私の意志、母親の意志

たまにはユングの心理学のお話をしましょう。 ユング心理学というのはけっこう怖い話を平気で…

3

『夫婦関係の治療』

「自己愛」と「境界例」と「ヒステリー」というのは、はっきり言って一見よく似ていて、素人としてはこんなにいろいろ言葉をつくり出されても困るくらいです。 ただ、事態の重さと軽さによって言葉が変わり、また、その人の置かれている状況、つまり学生なのか未婚者なのか既婚者なのかによって「問題の表現」が異なるのでしょう。 手元にユルク・ヴィリの『夫婦関係の治療』という本があります。夫婦に対して同時に精神分析を行った様子を、ほとんどそのままの形で再現している内容です。 特に13章の「ヘ

「超自我」は親ではないと思う

私は心の中身を絵で描くのが得意ではない。 そもそも絵を描くのが苦手だ。 だから漫画家さん…

2

怒られるのが怖いというより、怒るのが怖かった

この本を書いたときのわたしは自分をまだ「叱責恐怖」だと思い込んでいた。 しかしこの本の中…

5