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『つくるデザインIllustrator』かたちを描く編

『つくるデザインIllustrator』についてツイートした、かたちを描く工程の動画集です。パターンをつくるにしても、イラストを仕上げるにしても、まずは基本のかたちを描くところからスタートです。


シンプルな図形+ひと手間

ライブコーナーやライブシェイプのおかげで、シンプルな図形を描けば、あとは設定で、ある程度のところまでかたちをつくれます。ただ、「ライブ」なので、値が変わると見た目も変わる、というのは気にしておいたほうがいいかもしれません。

素材庫の整理

いろいろなやりかたがあると思いますが、わたしはこうやって素材貯めています。先に、ある程度アートボードを増やしたテンプレートをつくっておくと(ついでにスウォッチパネルなども空にしておくといいです)、作業開始がスムーズです。アートボードのサイズや数、間隔などは、作業のやりやすさや好みなどがあると思うので、いろいろ試してちょうどいいところを見つけてください。わたしは、100ピクセル角のアートボードを50ピクセル間隔で並べたものを使っています。

たまには機能に頼らない方法も思い出す

設定だけではつくれないかたち、というものもあります。たとえば矢印の先端は、用意されているものの中に好みにあうものがなければ、それに頼らずに自作したほうが早いです。

和のデザインはIllustratorと相性がいい

居酒屋メニューなどの装飾にも便利です。何か和っぽいものが欲しいとき、簡単につくれる梅は重宝します。花びらの距離感や、おしべのサイズ感を変えるだけで、無限にバリエーションが増えます。

エ霞に限らず、ロゴや枝などをつくるときにも使える手です。[線]はぎりぎりまで[線]として持っておくと、なにかと融通がききます。

カバーの小物

カバーに掲載した小物、Illustratorに慣れていれば、見ただけで何をやったかわかると思います。わかるように、あまり複雑な加工は重ねていないので。慣れていなくても、本の内容を理解したら、だいたい何を使えばいいのかわかると思います。

さすがに禁帯出ラベルを背に置くのは迷惑になるだろうと思って、表1のほうに置きました。

タイトルロゴの調整

本当はパスのオフセット使ったほうがいいんですが、途中の一部だけを太らせたかったのと、最終的にアウトライン化して1枚のパスにまとめるので。微調整はなんだかんだで、思い立ったときにパネルでできる線幅が楽なんですよね…(パスのオフセットのダイアログ開くのがめんどう)。線幅でイメージだけつかんで、あとでパスのオフセットでつけなおしたりとかもします。

鎖にする

これ、しくみは簡単で、移動したり回転したものを反転すると、鎖状になるんですよ。和風のデザインや組紐文様はこういうものが多いので、覚えておくと便利です。

おまけ:背面描画

混乱するのでここはめったにいじらないんですが、最下層に描き足していきたいときは便利です。描いたあと、どのみち最背面に送る作業が必要な場合は、背面描画モードに切り替えると、その手間が減ります。


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