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【不登園記録#11】3歳6ヶ月、保育園お休み3週間目。保育園ってなんのため?

何も考えずに進んでいた道がパタリと閉ざされると、根本的な問が湧き上がる。

保育園に行けなくなって3週間と少し。

数ヶ月は休むのだろう。と腹が括れてきてからは、保育園・幼稚園・学校教育ってなんだろう?と毎日のように考えている。


「友達を作る所?」「集団生活を学ぶ所?」「社会に出るための学び?」

子どもが社会に出たときに必要なことはなに?
個人と社会との関係性において大事なことは?

人はどう生きることが幸せなの・・・



◇ 保育園・幼稚園ってなんだろう?


私は子どもの頃から、いちいち立ち止まって「なんでだろう?」と考えるので要領が悪い子だった。

疑問は持たずに受け入れたら良いことと、疑問を持ったほうが良いことのスイッチが上手く機能していなかった。

そもそも幼少期の保育・教育の成り立ちは何?

児童労働を避けるためにできたとか。
その時期の発達に応じた支援をするとか。

基本は、その時々の社会の流れに応える形で形態が作られたはず。

でも、社会の流れで必要とされている枠に我が子はNOという。

だから個人として彼が求めるものは何か。という視点が強くなる。


子どもという短い時期を脳がリラックスできる環境で、沢山のことを吸収して活動ができたら嬉しい。という親心がある。

本人を受け入れて、そこにただ心地良く居させてほしい。それが家庭の外にもあったら嬉しい。

でも今は理念とか保育目標とかカリキュラムとか行事とか。先生の頭はきっと上に上に向いている。

そもそも集団を動かさないといけない場所だ。

だから目の前の子どもをゆったりと見てはいられない。そして、一部の子ども達は居心地が悪いと訴える。

就学前の時間くらい、もっと個人を起点にした時間作りをしたっていいじゃないか。

就学の準備の時間にしなくたっていいじゃないか。

就学したら今度は受験、進学、社会人。とずっと次の段階への準備だ。


個人から生まれる感性を元にした活動が、成長できる本質的な時間なんじゃないかな。

どうなんだろう。

◇ 朝ご飯はアイス


「今日の朝ご飯は31アイスにしよう〜」
「あとは、車型のご飯と変な形のお肉。」
「それにお茶は3つ!!」

と彼はやけに朝からごきげんだった。

なんだかその勢いに笑ってしまって、アイスを二人で朝から食べた。

朝食はしっかり取るほうが良いと言うけど、
彼は全く朝に食欲が湧かないタイプ。

特にここ最近は、食べムラが気になる。
食欲が落ちているのか、朝ご飯は3.4口の事が多い。
夜もあまり食べない。

暑くなってきたから、夏バテなのか。
家は食べることに集中できない環境なのか・・。様子を見ていく。

◇ 自分らしく生きてみたい


やりたいことが、自由にできない。
育休中の事を思い出す。

仕事の時間がリフレッシュだった。
自分の意思で動けることが私は好きだったんだ。

土日はどこかで自分時間が欲しかった。

でも最近は、彼と遊ぶのが楽しくて自分時間は無しで家族とずっと過ごした。

彼は、今シンカリオンチェンジザ・ワールドの主題歌を覚えることに夢中になっている。

閃光ハヤブサ GRe4N BOYZ は大人でも耳だけで覚えるのは難しい歌。


「僕歌えるようになってきたんだよ。パパも上手いけど。寝ている間に覚えたんだよ。夢を見たからね。それが説明書なの、磁石がくっつくように覚えるんだよ。夢を見ている間に。充電をするの。それで覚えられるからね。」

と説明してくれる。

最近は、夢を見る感覚を感じて沢山教えてくれる。

彼の頭の中は宇宙のように広がっている。


私はというと、週末の夜に夜ふかしをしていた。

誰かの表現や発信を見ながら、自分らしく過ごしたい。自分の何かを試したい!という欲が強くなることを感じる。

自分の感性を表現したい。とか、誰かの心に刺さりたい。とか、自分が自分でいる手応えが欲しくて、社会との繋がりが必要だ。


彼といる時間は豊かで楽しい。

でも今の私は、それと自分の時間を大切にするバランスが見つけられなくて、なんだか少しずつ苦しくなってきている。






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