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田舎の葬儀当日。あんなこと、こんなこと。

オッス! おらマー坊。農家の長男。

さあ、葬儀当日です。

田舎の葬儀はとにかく会葬者が多い。
父ちゃんの時は300人、じいちゃんの時は180人くらいあった。
人徳でもあるかもしれないけど。

まあ、↓で書いたとおり、コロナのお陰でそれなりに会葬者は減らすことができたのだけども。

さて、何から話そうかな。

実は通夜は自宅で行いました。そこはまだ田舎の慣例が残っているし、村の葬儀場も一晩泊まれる感じじゃないんだろうな。

ということで、葬儀場に向けて出棺。

この出棺のタイミングで、庭を3周する?とか、ばあちゃんが生前使っていた茶碗を割るという儀式があるのですが、前日にお坊さんに聞いたところ、「うちの宗派ではやらないよ」と言われた。

まじか〜。父ちゃんもじいちゃんの時もやったよ(笑)

案の定、見送りに来ていたおばちゃんたちが「茶碗割らんのか?!」と大騒ぎしてたけど、お坊さんの言葉をそのまま伝えた^^

 

葬儀場に着いて、時間までとりあえず昼ご飯。これも仕出しの精進料理。

とはいっても大して食欲もなく、葬儀場でポツンと親族代表の挨拶考えていたよ。

あ、そうそう、数ある親戚から今後の法事のメンバーを絞る目的で(笑)、今後のこちらの気持ちを伝えた。

・四十九日までの七日毎の法事は親戚はほぼ入れず家族のみでやること。
 →毎週お寺に来られても相手するのが面倒くさいし
・四十九日も家族のみでやること。
 →その後、食事もする慣習があるからそれに大勢いるのもイヤだし。
・初盆も一周忌も家族のみでやること。

要は今後の法事は親戚は来なくていいよと宣言した。おそらく親戚のお歳をめされた皆さんには衝撃的だったかもしれないけど、例えば初盆に実家ではない現在の我が家に来られても困るし^^この際はっきり伝えた。親戚中ほぼよいお歳なので法事の心配もして欲しくなかった。


お坊さんが来られたら上記の法事の日程の相談。
親戚からは四十九日を三十五日で終われるとかアドバイスもらっていたけど、お坊さんからはちゃんと四十九日までやるよと。

ついでに布施を渡す。
じつはばあちゃんからはいい戒名(院号)をもらって欲しいと言われていたため、そのお支払い。うん十万の出費となった(最終的にはばあちゃんの貯金から補填するけど)。


さて、葬儀。予想通り家族葬と言っていてもかなりの人たちが会葬に来られた。
まあ、ここはありがたいと言っておく。
(通夜も含め120人くらい会葬者がいたことを報告しておきます。)

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喪主の挨拶は話ながら昔のことを想像してちょっとウルッと来たよ。
おかげで会場の涙を誘うことができたw


その後、すぐそばにある火葬場で火葬。

父ちゃん、じいちゃんの時に続き、3回目の火葬のスイッチオン。押す前はドキドキするけどボタンは押すだけ。実にあっけない。
まあ、人生で火葬のスイッチを3回押すこともそうそうない経験かな。


火葬の間にお寺に行き、3日法要。なかなか忙しいけど、やらなければいけないことが次々と消化されていく。

火葬場に戻り、骨を拾い、この日の一大イベントは終了となった。


夜は、みんな一旦自宅に帰ったので遠方から来ている叔父と二人でまた晩酌となった。


一大イベントは終わったけど、実はこれからがさらなる大イベント。

実家の整理、あれの整理、これの整理・・・整理するモノが山積。

それを一つずつ切り崩していくことになる。



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