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田舎の葬儀の真実。

オッス! おらマー坊。農家の長男。

限界集落の田舎で人が死ぬと大変。

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集落の村民総出で炊き出し。
通夜も葬儀も葬儀の後も宴会続き。とその接待。
合間に役場の手続き、葬儀屋とのやりとり、食べ物・飲み物の心配。

都会の人に宴会と言ってもイメージがわからないかな。
今でこそ少なくなったけど、田舎では自宅で通夜や葬儀は当たり前。通夜でなくても亡くなった日の夜から故人に線香を上げるためにひっきりなしに人がやってくる。その人たちに食事や酒を振る舞う。それが葬儀の日の夜まで続く(正式には初盆まで節目節目で続く)。
その中では久しぶりに会った人たちの同窓会が始まり、家の中で大宴会(もちろん故人は仏間で眠られてるw)。
家人は会葬のお礼や接待や、同窓会wの接待。お酒と肴の心配w

名実ともに故人を悲しむヒマもなくせわしく動き回ることとなるわけ。


そしてその中では集落独自の細かい慣わしや暗黙のルールがあり、それを長老たちに指導いただきながら実行するわけ。

街で暮らしているおらからみると、めんどくさくて、無駄で、理解不能なことばかり。

ただ、幸いなことに、じいちゃんが死んだ時も、父ちゃんが死んだ時も、おらはひとしきり経験済み。

さらにはコロナで葬儀も自粛ムード。

自分の思い通りに、楽して、簡単にばあちゃんを送り出そうと決意したのだった。

で、たった一晩だけでお世話になった病院から自宅に帰ってくると・・・すでに家の軒先には親戚、集落のお年寄りがいっぱい待ってたのだった。

さて、自分の思い描く葬儀はできるのか?!笑

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