夢は終わらない ~マジック・ザ・ギャザリングで推しデッキを作るその2~

この遊びは、この夢はまだ、終わらない。むしろ広めていく必要がある。だから続きを作り、続きを書く。踊れ、推せ、遊べ。

続ける事で夢が広がる

先月、MtG(マジック・ザ・ギャザリング)で推しをイメージしたカジュアルパウパーで遊ぼうという記事を書いた。案外伸びていて嬉しい。

この記事に出てくるA氏ことアキラ君も記事を書いてくれた。これはありがたい事だ。

さて、元記事の通り、一つの夢は叶った所ではあるが、折角に「マジックで推しデッキを作るという事は、同人作品を作るのと同様の、推しを理解し表現する事として成立していると確信できた」と書いた以上続けていくことには意味があるだろうし、なによりマジックで推しデッキを作ることの良さは「別の推しデッキと戦える」点にもある。

実際のところ、上記アキラ君のみあちデッキで「刃の大道芸人」が出てきてプレイヤーにダメージを与えたところに、インスタントで「針落とし」を撃って「みあち今なんでアキラ君にダメージ与えたの?」とチクチク言葉を決めた時は、本当に自分たちの戦いのためにみるちーずがいたかのような嬉しさがあった。

こういう、通常の同人活動にはない、作品同士のバトルという概念があるからこそ、推しデッキづくりは続け、輪を広げていく必要がある。続くことが、広がることが、魅力をより多角的なものにし、夢を強めていく。だから俺は今日も新しい推しデッキを作る。今回は3つ紹介する。

※なお、デッキ案なら枚数は書いた方がいいとアキラ君にアドバイスを受けたのだが、実際戦った結果バランス調整が入ることも多いので、初心者だと自覚しているうちは枚数は記載しない。そこの指摘で本質が損なわれるよりは、というわけだ。

偽あにまーれデッキ

もともとは偽みるちーずデッキだったが、そのうち広がって偽あにまーれになった。アキラ君のデッキの紹介にもあった通り湖南みあモチーフの「ミーアキャット」はアンコモン(カルー・ミーアキャット)なので代理で「俊敏なマングース」を使うのを見て、「そういえば全部偽物で揃えられそうだな」と始めた。最終的には喫茶店であるという設定も偽物に出来て満足である。

〇クリーチャー
空戦域の大梟(大浦るかこ枠。これだけ本物
敏捷なマングース(偽湖南みあ枠)
放牧の林鹿(偽月野木ちろる枠)
獰猛な子狼(偽瀬島るい枠。親狼として偽宗谷いちかまで担当してくれている)
斑の子猪(偽柚原いづみとして採用)
リスの巣の守り手(一番ウサギっぽく見えるリスなので、偽因幡はねる枠として採用)
〇アーティファクト
黄金の卵(偽風見くくとして採用。「黄道の雄鶏」は面白くないし高いし…)
極楽の羽ばたき飛行機械(偽飛良ひかり枠。極楽鳥を使うべきなんだろうが、あれはレアなので…)
金属猫(心が死んでしまった黒猫ななし(偽)。「黒猫」というカードはあるが、アキラ君が使ったし、それでは本物だ)
〇エンチャント
ツキノテブクロの毒(月野木ちろる枠として採用:みるちーずデッキだった過去があり、この辺手厚い)
象の導き(ぱおんちゃん枠:みるちーずデッキだった過去があり、この辺手厚い)
〇インスタント・ソーサリー
凶暴な一振り(偽日ノ隈らんとして採用)
耕作(実写手元配信をする湖南みあ枠として採用:みるちーずデッキだった過去があり、この辺手厚い)
否認(大浦るかこさんが良くやるので採用:みるちーずデッキだった過去があり、この辺手厚い)
払拭(ななしさんが良くやっている。「あにまーれは仲良しです♪」)
君たちは酒場で出会った(偽あにまーれ。有閑喫茶と言っているが実質コーヒーを飲んで配信しているのは大浦るかこだけでメンバー全体で見れば飲酒配信の方が多いし、偽物ではなく酒場で正しい可能性はある)
土地:森・島・茨森の滝・進化する未開地

なんだかんだ言ってらんちゃん(凶暴な一振り)とぱおんちゃん(象の導き)で手厚く戦えるうえに、じわじわ人を増やしたところで「君たちは酒場で出会った」で全員で殴るというのがあにまーれっぽくて良い。あと地味に沼が入っていないのでねるちゃん召喚用の黒マナを極楽鳥もどき(ひかちゃん)か鶏卵(くくたそ)でしか調達できず、ねるちゃんがあにまーれコラボ少な目であることを示している。みあちが前半黙っているくせに、「進化する未開地」やぱおんちゃん、らんちゃんでカードがたまると急に元気になって面白い。酒でも入ってきたのか?

月野木ちろるデッキ

大浦るかこ、湖南みあと来たのだから月野木ちろるデッキが出来上がるはずだったのだが、様々な難産があった。何より、月野木ちろるのモチーフであるジャッカロープのカードのクセがありすぎるのだ。

ジャッカロープの群れ(3)(緑) 
あなたが呪文をプレイした場合、ジャッカロープの群れをそのオーナーの手札に戻す
(4/5)

アキラ君はこのカードに「授業初日」を当てる運用に気づいた。月野木トワイライトスクールである。やられた。アキラ君はすでにこれでデッキを組んだ。それでも、個人的には、第一衣装の色である緑白でデッキを組みたいと思っていたし、「授業初日」無しで何とかならないかと考えたデッキが以下だ。先に出したアーティファクトの装備だけならカードアクションであり呪文扱いではないし、高いタフネスを活かした使い方もあろう…とは思っているが正直苦しい。もう少し改善したい。

〇クリーチャー
放牧の林鹿
繁茂の狩り手
黄金の牡鹿
つややかな牡鹿
ジャッカロープの群れ
(すべてジャッカロープ的ポジション。繁茂の狩り手前にジャッカロープを出せるかが一つポイント)
ヴェク追われの占い師(フォーチュンスロットをイメージ)
Twilight Panther(月野木トワイライトパンサー!って元気よく言おう)
〇アーティファクト
ツキノテブクロのエキス
垣魔女の仮面(月野木変身セット)
予言のプリズム(ほら…月野木は虹を出すので…)
彩色の星(ほら…月野木は虹を出すので…)
〇エンチャント
伸びゆく豆の木(おはのきー、こんのきー、伸びゆく豆の木!)
〇ソーサリー・インスタント
食餌の時間(月野木ちろる、あにまーれで一番飯を食べるらしいので採用)
月の祈祷
ツキノテブクロの毒
自然への回帰(ジャッカロープの森に帰るからね、たまに)
人生は続く
土地:森・平地・平穏ある平野・常夜会一家の店先(新衣装お披露目時にキャバクラをやったり、みるちーずランチMTGでホストをやったりしていたので)

「人生は続く」は1枚しか入れていないけれど、これを出したくてやっているところもある。ちろ先、生きてくれ。俺は祈っている(月の祈祷もその思いで入れている)。
ちなみに先の通りまだまだ発展途上のデッキで、予言のプリズムや彩色の星があるのでもう一色何かワンポイント起用も出来る。「授業初日」ではなくとも、「轟く叱責」(女上司シチュボがあった)などをどうするか考えている。

龍ヶ崎リンデッキ

角のある赤みを帯びたキャラクターなので、MtGの世界では見た目で苦労しなかったし、龍ヶ崎リンはおもしれ―女なのでネタカードも多くて楽しかった。

〇クリーチャー
瓦礫の投げ手(見た目)
騒乱の巡廻者(見た目)
都和市の整歌師(龍ヶ崎リン、やはり歌枠の女)
ボガーダンの龍心(龍ヶ崎リン、龍なうえに一人称が僕なので「ぼかぁ」ってよく言う)
溶鉄の大怪物(これ、龍ヶ崎リンのしっぽだろう)
剣歯虎(シュガリリ仲間の​虎城アンナ枠)
クリスの魔導士(シュガリリ仲間の獅子王クリス枠)
〇アーティファクト
改革派の地図(シュガリリは探偵なのに道に迷うらしいので。整歌師のために仕方なく入れてる説はある。)
〇エンチャント
盗み癖(これも見た目なんだけど、女たらしだしなぁ…)
〇ソーサリー・インスタント
瓦礫読み(「兎」を「瓦」と読み間違えるこの配信、マジで神
Structural Distortion(歌枠でマイクに結構エフェクトかけてるので。ディストーションもかけてるかは不明)
ドラゴンの餌(龍ではあるので。ボガーダンのための餌)
二股の稲妻(浮気の話をよくする。探偵だし)
地割れの孔(龍ヶ崎リンは…痔なんですよ…自分で積極的に絵を描くほど
マグマのしぶき(龍ヶ崎リンはおもらしの話もするんですよ…)
土地:山・岩だらけの高地

ディストーション・瓦礫読み・地割れで相手の土地を馬鹿みたいに破壊し、そうこうしているうちに溶鉄の大怪物が出るという、普通にやっていて楽しいデッキだが、ちゃんとガサキしてるなーという楽しさもある。いずれもうちょっと加工して歌枠で良かった曲に絡めたカードも入れたい。

今後

もちろんまだ作るし、既存デッキもいじる。上記3つはるかこデッキと戦わせても楽しいのだけれど、あなたの推しとも戦わせたい。

作ろうぜ、推しデッキ。

さらに続けています。


↑クリエイターと言われるのこっぱずかしいですが、サポートを頂けるのは一つの夢でもあります。