見通しの良い職場
昨日大雨のためにJRが止まっていました。
数週間前にもやはり同様に雨量で止まっていました。
雨量はアメダスなどで可視化されるので客観的に「止まるのももっともだなぁ」と納得するものがあります。
これには「可視化」や「客観的指標を設定しよう」ということのほかにも「顧客視点で思考すること」とか「従業員も顧客のうち」といった論点の広がりがあって、考えるにはとても良い題材だと思いました。
可視化、要するに「見通しの良い職場」というのは、チーム内での公平感や就業倫理の向上、モラールの増進、従業員満足ひいては顧客満足に直結するのだと思います。
ただ、話はそう単純ではない、ということも重々わかっているつもりです。
いちばん大きいのは「逆効果への不安」ではないでしょうか。
実際冒頭の「雨量による運休」の件についても「その程度なら運行できるだろ」という顧客を一定数生み出してしまう懸念がつきまといます。
各論は各論で対策を一歩一歩地道に取り組みつつ、総論としては内外に「透明度の高い職場」をつくっていくことが大事なのかな、と、いくらかの迷いを含みながらも思うところです。