顕名経済の行方

DX (Digital transformation) と顕名経済は「両輪」、というのがここのところの理解なのですけれど、「顕名」と「ID」についてはまだまだ考えなければならないことがあるようです。

いくつか気が付いたことがあるのですが、今日はそのうちのひとつを書き留めておこうと思います。
いまや多かれ少なかれある程度の経済活動はディジタルの場で行っているという方がほとんどなのではないかと思いますが、その際、IDをひとつにする、とこだわっているひとはどれくらいいるでしょうか。
意図する・せざるに関わらず、ディジタル経済活動のためにID(アカウント)がいくつかある、という方が自然じゃないでしょうか。

「〇〇アカ」などといって「活動分野」ごとにIDを分けることも多いと思います。
そのとき「顕名」の「名(前)」とは何を指すのでしょうか。

DXは「ペルソナ」をとらえ続け、最適化することに優位性があるのだという理解ですが、そのペルソナは実は「仮想化」され「重層的」になっているということに、DXは適応していかなければならない、ということでしょうか。

一種の「法人」的な考え方なのでしょうけれども、税制や、法規制など、DXを拡大していくときには自然人と結びついていることが前提のときとは違う慎重な配慮が必要なんだろうと思います。

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