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議決権行使が思っていた以上にすごかった / 関西電力

今年の初めから株を持つようになり、初めての配当とかを受け取ったりしています。そんな中、関西電力の議決権行使がインパクトあったので書き留めておきます。

議案が多い

関西電力は金品受領問題に関連して旧経営陣を提訴するというニュースがあったり、注目度が高いということもあったと思いますが、議決権行使する議案がなんと29個とやたらと多かったです。

僕が権利を持っていた今回(2020年3月末の決算分)の議決権行使で議案の数はこの関西電力を除けば全部1~3議案で、ほどんとが取締役の選任、配当金に関すること。それ以外の項目があってかつ株主提案に関する議決権行使があることをそもそも知らなくて、関西電力の通知を見てなかなか驚きました。

経営の健全化と脱原発を求める株主提案

株主提案の内容は大きく2つ。
・経営の健全化
・脱原発
これらを進めるための文言を定款に反映させること。

有意義な内容なのに取締役会はすべての株主提案の議案に反対という内容が資料には書かれていました。これにも驚きました。

参考: 関西電力の株主総会招集通知

自治体もたくさん提案している

誰が提案しているかわからないものも多いは多いのですが、自治体もたくさん提案していました。大株主リストの中には大阪市、神戸市が載っており、大株主には載っていないですが、京都市も参加し、3市共同提案の形をとっていたようです。

大阪市の提案についてのサイト
神戸市の提案についてのサイト
京都市の提案についてのサイト

さらにそれぞれの市が関西電力の株主に賛同を呼びかけるサイトもありました。僕は基本的にはこれらの内容賛同したい内容が多かったので、ほとんどの議案に賛成に議決権を行使するようにしました。

個別に賛否を行使できる

ただ、僕個人のエネルギー問題に関する意見としては"脱原発最優先"というスタンスではない(安全のための予算はしっかり割くべき)ので賛同できる議案についてのみ賛成にして、反対したいと思った議案は反対に行使しました。

内容を見て、個別に意見を行使できるのがよかったです。正直、選挙で1票を投じるよりも寄与率が高いのでは?と思えなくもないのでこんな機会があるのかと驚きました。

現状、いかに電力自由化といえど、住む地域が決まると電力のソースは選べないも同然なので、そこの株をもって、議決権もつというのは意味が大きいなと思いました。旧態依然とした体制からクリーンな経営に変化していき、エネルギー問題にも確かな技術で取り組んでほしいと思います。

今回書いてみたかったのはこんな感じ。



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