人生って縁とタイミングと愛。
人の縁とは不思議なもので、人生というのは「縁」で構成されているのかもしれない。
つながった縁、完全に切れた縁、ふとした拍子に復活した縁。その人と関わったから生まれた感情、進んだ道、捨てた道、切り開いた道。
過去に愛したあなたがいる。
その瞬間の愛は今が消えても絶対に消えないもの、変わらないもの、誰にも支配されない唯一の感情。
その瞬間があるから今の自分がいて、あなたがいる。
愛、という漠然な言葉で片付けたくない愛に溢れていて、その違和感が積もれば積もるほどに泣きたくなる。
その瞬間生きててくれてよかった、
その存在を失ったかもしれないと胸が苦しくなって涙が溢れた不安な日々が、それは愛だと言っていた。
これから先どうなるかなんてどうでもよくて、生きるのか死ぬのかもどうでもよくて、ただ過去のその瞬間そうであったこと、愛したこと、嬉しかったこと、その事実が愛おしい。そしてそれは誰も壊せない事実。
その瞬間に生まれて出会えた感情というのを私は大事にしたい。ぽろっと溢れた感情は真実で本物だから、たとえ自分を信用できなくてもそのときのその感情だけは信じられる。
そんなことに救われる。
過去の積み重ねで今の私があります。
どんな嫌なこともぜんぶ今の私をかたどるものであり、あなたをかたどったものでもあり、決して消せないものです。
掴めなかったもの、失ったもの、罪深い感情も、消えることなく私の中に生き続けます。
正直にまっすぐ歩きたい。その心を全ての人に愛するすべての人たちに向けたい。せめて私はそういう風にその心に接したい。人としての愛の本気度や覚悟はそういうところで見えるんじゃないかな。
落ちたときそばにいてくれた人、逃げずにそこに存在してくれた人、受け入れてくれた人。
私にできることはなんでもしたいし、私にできることは、ここにいること。受け入れること。
たとえあなたが何をしても変わらないこと。
それでも傷つけてしまう誰かがいる。
でもね、私に手を伸ばしてくれたり文字を送ってくれたり、私の言葉を受け取ってくれる人がいるなら、全力で関わりたいと思っています。
愛してくれてありがとう。
心の瞬間の共鳴にぼくは文字をそっと添える。無力な言葉に抗って、きみと、ぼくと、せかい。応援してくれる方、サポートしてくれたら嬉しいです……お願いします