日本においてAmazon EchoとGoogle Homeのどちらを買うべきかの個人的メモ

※それはそうと、noteってかなり最初期に登録したものの、よく考えたら1回もアップしていなかったことにはたと気がついたのです(登録完了メールを確認するに2014/4/7)。というわけで、ただのメモだけど、書いてみます。

※こんな製品をいま日本で買おうというのだから、コストパフォーマンス(というか、価格)やらデザインやらスピーカとしての機能やらはいったん置いておきます。というわけで、実態的には日本におけるAmazon AlexaとGoogle Assistantの比較になります。

一般的(と自分の考える)日本の日常にAIスピーカー/スマートスピーカを導入することを前提に、ぶっちゃけAmazon EchoとGoogle Homeのどちらが良いのか、自分自身の整理を兼ねてまとめてみます。

https://www.amazon.co.jp/skills
https://assistant.google.com/intl/ja_jp/discover/

概況

まず大きな違いとして、Amazon Echoは先行サービスであり、大きなシェアを持っている点です(世界シェア70%)。なかばデファクトスタンダード化しているといっても良いかもしれません。そのため、付随サービスの充実度みたいなもの(いわゆるエコシステム)は、基本的にEchoに軍配があがります。

それは、AIスピーカ/スマートスピーカで使える機能(Amazon EchoでいうとSkill、Google HomeではAction)の数に如実に反映されます。Amazon EchoのSkillは全世界では2万を超えているようです( https://robotstart.info/2017/09/13/amazon-alexa-voice-user-interface-design.html )。ちゃんとした数字はまだみつけてませんが、後発であるGoogle Homeは大したことなさそうです。

ただし、2大プラットフォームであるのは間違いないみたいなので、しっかりとしたサービスであれば(タイミングの差はあれ)両方でリリースされていくことが多いと思われます(iOSとAndroidみたいに)。不要なサービスがたくさん使えても仕方ないですから……。そういう意味ではあまり気にしなくて良いかなと。また、既存のものについては海外向けなので、日本においては数の差がそのまま実態的な機能上の差にはならないと思っています。

一方、音声認識の性能については、そこはさすがのGoogle先生大勝利のようです。いま出ている情報だと、英語の認識性能についてがほとんどだと思いますが、日本語ではどうでしょう?普通に考えれば、AmazonがGoogleに勝てるわけはないと思います。Google先生大勝利でしょうね。

そんな感じで、大局的にはAmazon EchoとGoogle Homeの戦いは、多機能性(エコシステム)と賢さ(音声認識技術)の比較で総括できるように思います。

実際のユースケースを想定して

ここからは実際のユースケースを想定して、両者が出揃った2017年11月現在でどちらが良いか検討していきたいと思います。ちなみに日本発売という意味では、Google Homeがわずかに先行していますが、大きな違いはない気がしています。

音楽

スピーカであるからには、音楽を聴くというのがメイン要素のひとつになると想像できます。そんな音楽再生のラインナップはこんな感じ。

Amazon Echo:Prime Music、Amazon Music Unlimited、Spotify(Freeなし)
Google Home:Google Play Music、Spotify(Freeも)、auうたパス

Amazon PrimeメンバならAmazon Echoはありですね。ただ、これらはすべてストリーミングサービス(有料!)でして、これまでに自分のHDDに蓄積してきた音楽を聴くには……これだけでは手がないようです。さいわい、Google HomeはGoogle Play Musicに対応しています。Google Play Musicの無料プランでは、5万曲までローカルからクラウドにアップできます(ようです。自分も今回調べて初めて知りました)ので、それで自身のHDDの中のmp3をごそっとアップすれば、Google Homeから扱えそうです。

逆にAmazon Echoで手持ちのmp3を再生するのは、ざっと調べた感じだとなさそう? 知ってたら誰か教えてください。

ラジオ

音声メディアということで、音楽の次はラジオかなと(自分は元ラジオっ子)。個別のラジオの対応状況は置いておいて、なんとGoogle Homeではradikoが再生できます!( https://robotstart.info/2017/10/23/googlehome_radiko.html

※そのうちAmazon Echoでも使えるようになる気はしている。

動画

単体ではディスプレイレスなので、動画再生は、けっきょくのところAmazon EchoならAmazon Fire TV、Google HomeならChromecastとの連携がすべてのようです。ご自身が持っている方に軍配があがるのは間違いないですが、そもそも音声コントロールで動画を観たいか、といわれると個人的には謎だったりします……。

検索

検索の鬼、Google先生にそりゃ軍配ですよ……。ただ、ニュース読み上げなり、天気等なり、Amazon Echoもそれなりには対応しているので、精度以外の面では大きな影響ないかもしれません。

検索系はストレスがなくて便利だったら、どんんどん使う幅が広がっていく気はしますが、結果を持ち出したいもの(路線検索とか)にはあまり向いていない気がします。このあたりは、使ってみないことにはよくわからないですね。

レシピ検索

具体的な音声操作のユースケースを考えると、唯一(!)ありそうなのがレシピ検索。要するに、手がふさがっているときに検索したいことって、レシピくらいだと思っています(食べログは普通に手で検索するよね)。というわけで、レシピ系の対応状況です。

Amazon Echo:クックパッド
Google Home:楽天レシピ

どっちもどっちなレシピサイトだと思いますので、普通に使う分には差がない気がします。

ショッピング

そりゃAmazon先生でしょう(自分はAmazonのヘビーユーザです)。だけど、音声操作でするシーン、あまり想像できなかったり。

家電連携

Philips Hueとか、みんな持ってないでしょ? 自分も持っていません。チーン。

その他連携

困ったときのIFTTT。確認したところ、Amazon EchoもGoogle Homeもどちらも対応しています。ただし、ともにTriggerのみ。なので、出力デバイスとしてではなく、入力デバイスとして使えます。

さらっと触ってみた感じ、Amazon Alexaに比べて、Google Assistantの方が柔軟な設定が可能そうです。Google Assistantは言語=日本語というのも選べるし。これも、使ってみないことにはわからないですね。ラグとかも。

参考:IFTTTでのGoogle Homeとの連携( https://qiita.com/wyokobe/items/62653f40ec9ea0461171

ちなみに日本ではおなじみ?なmythingsは、Amazon Echo、Google Homeどちらも対応していないようです。

まとめ

まあ、いろいろ調べてみましたが、使わないことにはわからなさそう(笑)。ただし、特に日本において、Amazon Echoがものすごいアドバンテージを持っているわけではないし、こと日本においてはむしろGoogle Homeの方がマッチしている気すらしています。

ここまで書いて気がついたのですが、Google Homeに相当するスマホアプリGoogle Assistantがあるので、まずはこれを使ってみるのが良さそう。今日から使ってみます! で、良い感じならGoogle Home買うで良いかなと。

あと、どうでも良いですが、現在絶賛風邪っぴきで声がうまくでない状況でして、このようなケースではAIスピーカ/スマートスピーカは役に立ちません。なにはなくとも健康第一。体調管理に邁進していきましょう!

(所要時間60分くらい)

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#エッセイ #googlehome #amazonecho

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