DotaのこともOGのことも理解できるある一本の動画の話
タイトル決めずに全部書き切ったものの、読み返してみてもタイトル全然決まらないしとりあえず派手なタイトル付けとけ、の精神。
さて、前回記事で2018年のTIにおけるOGのことを後で語ると言ったな。あれはウソだ。正確にはウソのつもりだった。
だって語ろうと思ったら何から説明したらええねんってくらい要求する前提知識が多いんだもの。
そしてどれだけ翻訳せなあかんねんってくらい語るべき情報も多いんだもの。
でもせっかくDotaについて語ったことで今まで私のことを知りもしなかった人たちにも私の文章を読んでもらえたので、できればもう一本くらい続けてDotaネタを書きたいなと。
で、何か語るとしたら当然OGのことしかないと思った。
自分が知っている中では最高クラスのノンフィクションだし、何よりeスポーツのことを知らない人にもワンチャン伝わる可能性がある。
だってこの物語がドラマチックなのはゲーム内ではないから。
(いや、正確にはゲーム内もかなりドラマチックだったけど、そこは最悪よく分からなくてもストーリーの興を削ぐほどではない)
というわけで色々と情報を漁った。日本語でDotaについて書いている人はやっぱり少ないけれど、でもその数少ない人たちはやはりこの件について触れていた。
そりゃそうだよなって思う。この話は誰かに話したくなる。私もその一人だ。居酒屋で友達相手に熱弁したこともある。酔ってたからどの程度覚えているか分からないけど。
そして、そんな彼らの記事の中で動画を見つけた。OGのスポンサーであるRed Bullが公開しているドキュメンタリー動画である。
下の方に貼るので、ぜひ見てほしい。
またもや全編英語だけど、今回は日本語字幕がついている。しかも自動翻訳じゃないやつ。誤訳が無いとは言わないけど、基本的に問題はない。
日本語字幕の出し方(PC):Youtubeの字幕機能をオンに(動画下部の四角いアイコンをクリック)。
もし出てきた字幕が日本語じゃなかったら歯車マークを押して字幕>日本語と設定。
しかもこの動画のすごいところは登場人物のドラマを描くだけじゃなく、Dota2のeスポーツとしての歴史まで一緒に追うことができる。ヤバい。凄い。私には語彙が無い。
これ一本見ればDota2の9割が語れると言っても過言じゃない。ごめんいくらなんでも雑な過言だった。でも多分9厘くらいは語れる。
登場人物紹介
さて、動画を見るにあたって、知らない外人の名前ってスッと入ってこない気がしたので登場人物一覧を作ってみた。
ただし人物が識別できる程度の最低限の説明+動画内容に関係のない私の一言オマケのみ。ネタバレ防止は大事。
N0tail(ノーテイル)
あらゆる意味で今回の主人公。デンマーク出身。金の短髪。本名はJohan。
理由はよく分からないがなんだかすごく親しみやすい顔をしている。多分彼は人懐っこい顔の擬人化だと思う。
Fly(フライ)
親友。動画内では本名のTalとも呼ばれている。国籍はイスラエル/カナダ。やや面長でガッチリ体形。黒の短髪。
eじゃないスポーツの選手ですよと言われても私は信じる。
Ceb(セブ)
コーチ。本名のSebastienともよく呼ばれる。プレイヤーIDの"7ckngMad"も時折使われるため本作では最も名前が多い。
国籍はフランス/レバノン。眼鏡に無精ひげ、黒髪。
Spoken/Written問わず、彼の選ぶ言葉のセンスはとても好き。できれば参考にしたい。
JerAx(ジャークス)
チームメイト。フィンランド出身。金髪オールバックに無精ひげ。
ニヤっていうオノマトペが見えそうなくらいニヤついた笑顔が絵になる男。漫画なら間違いなく常にニヤニヤ笑う強キャラ設定が付く。
ana(アナ)
チームメイト。オーストラリア出身。見た目はアジア系。
ゲーム内では敵を翻弄する自在の立ち回りを見せるがリアルではシャンパンの開け方が分からず翻弄された。
Topson(トプソン)
チームメイト。フィンランド出身。眼鏡で栗色~金の髪。ニキビがちょっと目立つ。
動画はここ
さっきも書いた通り全部で1時間20分。止め時みたいなものはないのでまとめて見れる時に見るのがおススメ。
日本語字幕をONにすることをお忘れなく。
後はもう、ただ見て欲しい。
ここから下は動画を見たことを前提に話すので、その辺はご了承いただきたい。
勝手に語る後日譚
この動画は「彼らは同じメンバーで翌年のTIに挑む」というテロップで終了するが、彼らはなんとそのTI9で優勝する。
そもそもTIを2回優勝したプレイヤーすらいなかったのに、彼らは5人揃って連覇でそれを成し遂げてしまった。
こうなると今年は当然3連覇への期待と、その最強チームの牙城を誰が崩すのか、に注目が集まるところだけど、現在OGはチームメンバーが3人も入れ替わっている。
今OGがどんなメンバーで戦っているのかは、ここでは書かないので気になったらぜひ彼らが出ている大会を見てほしい。多分今回紹介した動画を見た人なら、「へぇ、そういうチームになるんだ。これもまた運命なのかな」ってニヤッとできると思う。
そもそも今年のTIがきちんと開催できるのかどうか、開催されるとして今までのようにデカい会場を貸し切って観客を入れることができるのかどうか、現時点では不透明な状態ではある。
他のスポーツと違い、eスポーツは幸いソーシャルディスタンスを守ってプレイすることはそれほど難しくはない。
回線による有利/不利が発生しかねないので全員自宅でオンライン大会、とはいかないと思うけれど。
個人的にはプレイヤーの表情、ワンプレイごとに沸く観客まで全部ひっくるめてTI、という思いが強い。今まで通りの世界が戻ってくることを願わずにはいられない。
うん、だいぶ美しい文章が書けたしここで終わりにしよう。
英語で良ければ他にいくらでも紹介したい動画はあるんだけど、さすがに自動翻訳の字幕は見れたもんじゃない(この手の動画はゲームの専門用語が飛び交うので翻訳は効かないと思った方が良い)。
というわけで次のDota記事はさすがに未定。というかいい加減ポケモンのこと書かないと引退したと思われるかも。
それではまた。
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