2. ワギニスムス、原因分析

前回のワギニスムスの続きです。
1. ワギニスムスについて|相山玲子 (note.com)

なぜ私がワギニスムスになったのか。
思い当たる理由について色々ありますが、↓のような感じです。

①20代半ばまでセックスの経験がなく、それについてコンプレックスとなっていました。そんな時に会社の健康診断で婦人科の内診がありました。事前に、性交渉経験の有無についてチェック欄があったのですが、会社で記入していたため、そこについては記入せずに提出してしまいました。
私は婦人科の内診について、何をされるか全く知識がなく、検診の会場まで行きました。いきなりおまたパッカーンの椅子に座らされ、あそこに何かを突っ込まれるという経験にパニックになってしまい、医師や看護師にちゃんと脚を開きなさい~!と怒られたこと。その日は最後まで検査できずに帰りましたが、あまりの痛さと状況に頭が真っ白になりました。
ちゃんと自分の状況を伝えなかった私が悪かったのですが、この経験が本当にトラウマとなってしまい、何かを膣に近づけられるだけでパニックになるようになりました。

②その後、初体験の状況が訪れたのですが、相手の男性がかなり高圧的で、今思えば、なんであんな男に引っかかったんだ、と思うような人でした。(焦って見る目がなかった自分を反省💦)私は本命なのか遊ばれているのか分からなかったのですが、最終的に遊ばれていたことが判明しました。
さて、相手のことはともかく、本当は、経験がないことをちゃんと伝えられない自分が一番の原因です。今はそう思いますが、なぜかあの頃は隠さねば!と思っていたのです。
私は初めてのセックスだったのですが、そのことをうまく伝えられず(すべてのトラウマはこの私の自己開示のできなさが原因とも言えます。)、挿入になると恐怖になって、身体が硬直してしまうようになりました。相手からは、それをからかったり、馬鹿にされたり、不機嫌になったりで、セックス=恐怖、恥ずかしさを感じるようになりました。そのうえ、自分は不完全といった意識が確立されてしまいました。
その後、色々な人と焦って付き合ってみましたが、同じことの繰り返しでした。どんどん、自分が嫌になっていきました。誰かに支えて欲しいけど、相手を受け入れることができない、拒絶してしまう自分。みんな結局離れていってしまう、というような感覚も覚えました。それがとても辛かったです。

③子供の頃の記憶を探していくと、特にこれといって性被害を受けたとか、何か厳しい家庭で育ったということはありません。ただ、どこか心の底で性に対して恐れとか、罪悪感のようなものがあったのでは、と思います。隠すべきというか、親には申し訳ない、みたいな。セックス=いけないことのような、うまく説明できませんが、感覚がありました。どこかそういったことを感じさせる環境だったり、私の中での感覚がうっすらあったのかもしれません。

④私の性格について:頑張り屋、完璧主義、言いたいことが言えない、、、
etc)
自分で頑張り屋です!というのは気が引けるのですが、はい、頑張り屋です(笑)それが理由で身体に力が入ってしまったのもあると思います。あと、自分のことをちゃんと開示できない。見事に当てはまって、笑ってしまいます。身体に力が入りやすく、過緊張のタイプでもあるかもしれません。
もっと、ゆったり安定感のあるタイプになりたいのですが、常にピリピリしてしまう、悲しいサガなのです。。笑

他には相手のモノが大きかったこと、ビビってしまったこと、などもあるかもしれません。
あと、ヒプノセラピーなどで昔のことを思い出そうとしてみたこともあります。子供の時、自分の体を色々と観察していたのを母親に観られて、下半身について、そこは触ったらダメ!と注意を受けたことなども思い出しましたが、(う~ん、これはちょっと理由としては弱い?!)
あとは、少し奥まったものが苦手というか、女性器ってなんか奥まっていてごちゃごちゃしてるじゃないですか(笑)あの、得体のしれない感じも苦手だし、ちょっと先端恐怖症なのかも。奥に何か物が詰まって出てこない、みたいな状況も苦手(どんな状況!?)
小学生の時、赤ちゃんがおまたから生まれてくる、と言われた時はびっくりしました。あと、たまに出産の話で鼻からスイカ、とか聞くと、ひえっとしたり。まあ、この辺は誰でも感じるようなことだと思うんですが。
とにかく、色々なものの複合で陥ったワギニスムスでした。

ネットで色々と調べてみた感じ、私と同じような状況の人、多いみたいですね。
渦中にいたときは、ただ、訳も分からず苦しんでいました。もっと早く言葉にたどりつけばよかったと思ったりしましたが、解決した後に言葉に出会いました。不思議なものですね。

また、次の記事でどんな取り組みをしたか、など書いてみますね。

3. ワギニスムス、取り組んだこと|相山玲子 (note.com)

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