December 24th, 2023


クリスマスイブだが、旅行者にはあまり関係ない。
昨日かなり歩いたのが足にこたえたのと、すでにフランクフルトの観光地は回り尽くしてしまったので、のんびりすることにした。

お昼頃にホテルを出発、一応今日がドイツ滞在最終日なので、お土産探しに出かける。

ドイツ人の友達から聞いていた通り、土日はほぼ全てのお店が閉まっている。開いているのはフランクフルト駅構内のお店か移民の人たちがやっているお店。

イブだからか駅周辺は人が多い。みんな大きめのスーツケースやらバックパックやら抱えて、自分の目的地へ向かうのだろう。

加えてこういう時期はホームレスも多い。
ゲストハウスが少し治安悪めのところにあるので、毎度気を引き締めていたが、今日はホームレスの数も多い。
アメリカのホームレスと違って、ドイツのホームレスの人たちは話しかけてこないところがまだ救いだ。気を引き締めて注意して歩く道を選べば、そこまで気負う必要はない。

お土産に大金をかけることはしないし、そもそも今日が日曜日でお店がほぼ閉まっているので、コンビニのようなところで手頃なドイツのお菓子を手に入れる。家族か友達か職場の同僚にでも渡そう。

特に予定もなし、見るところも見尽くしてしまったので、特にあてもなく歩き回る。
ふとしたところで出会える風景も好きだ。
特にヨーロッパは街並みがきれいだから、歩いているだけで楽しい。
建物の色づかいも日本にはないものばかりで、冬のどんより曇り空でも明るい色づかいがちょっと心を元気にしてくれる。


ゲストハウスに戻り本を読んだりしながらごろごろしているうちに眠くなってきて、そのまま3時間ほどぐっすり眠った。
クリスマスイブということもあり、同室だった子達もみんなそれぞれの目的地に向けて出発してしまったので、部屋にはわたし1人。
内向型なので1人の時間が定期的に必要なわたしにとってはこういうときは心が休まる。

今回のゲストハウスは、悪くはないけどよくもない。まあ妥当、というところだろうか。
わたしはゲストハウスに泊まると決めた時点である程度の汚さまでは寛容になるので、衛生面は気にならなかった。(逆に日本にいる時の方が潔癖)
だが同室だった日本人の子は、「シャワーやめとこうかな…」(汚いという意)といっていたので、まあそこらへんは、自分の基準次第なところではある。

部屋には2段ベッドが3台、最大6人が泊まれる部屋だった。ベッドの振動がめちゃくちゃ伝わるので、上段に他の人がいるときは寝返りを打つのにも気を遣ったが、最後の方は上段に人がいなかったので気にせず眠れた。

セキュリティはまあまあといったところ。
自分で南京錠をかけるタイプのロッカーがベッド下にあったが、わたしのスーツケースが収まるサイズではなかったのでいつもスーツケースは出しっぱなしにしていた。もちろん開けられないようにロックはかけていたが。
絶対盗まれたくない貴重品は肌身離さず行動を共にしているので、最悪スーツケースが盗まれても生きてはいける。

とりあえずドイツでの5日間は身の危険を感じることなく安全に過ごせてよかった。

明日は電車でドイツを離れベルギー、ブリュッセルへと向かう。

一回の旅行で国境を越えるのは意外にも初めてだ。どんな国なのか、どんな街なのか見るのが楽しみだ。

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