ミルクボーイ漫才「それ・・・吹奏楽部やないの!? 」🙋♀️🎺🙋♂️🥁
🙋♀️🎺「どうもー、ミルクボーイです!」
🙋♂️🥁「お願いします~」
🙋♂️🤲(何かを受け取る仕草)
🙋♀️🎺「あ~!ありがとうございますー!……今、カスタネットの赤い方だけを頂きましたけどね」
💁♂️💁♀️「ありがとうございますー」
🙆♀️🎺「こんなん、なんぼあっても良いですからね。あんた学校楽器のカスタネット、赤い方だけなくした言うてたやろ、もらっとき~」
🤦♂️🥁「そやねんな~、九死に一生を得たわ~」
🙆♀️🎺「ね~ありがたいですよ、ほんとにね」
🤷♂️🥁「いきなりなんですけどね、うちのオカンがね、好きな部活があるらしいんやけど、その名前をちょっと忘れたらしいんよ。」
🤷♀️🎺「好きな部活を忘れる? 一体どうなってんねん」
🙅♂️🥁「いろいろ聞くんやけど、全然分からへんくてな」
🙆♀️🎺「分からへんの? ほな私がね、おかんの好きな部活がなにか一緒に考えてあげるから、どんな特徴を言うてたか教えてみてよ」
🤷♂️🥁「実は人口がすごく多い部活でな、コンクール文化も盛んで、『普門館(ふもんかん)』っちゅうホールが青春の代名詞となっていたらしいんよ」
🙆♀️🎺「ほー……吹奏楽やないかい。日本の吹奏楽人口は500万人にものぼるといわれていて、全国大会が開催されていた『普門館』は2018年冬、多くの人の惜しまれながら解体されたんよね」
🙍♂️🥁「吹奏楽な~……」
🙆♀️🎺「すぐ分かったやん、こんなもん」
🤦♂️🥁「いや~、ちょっと分からへんのよな」
🤷♀️🎺「何が分からへんのよ~」
🙍♂️🥁「俺も吹奏楽と思ってんけどな、オカンが言うには、大人しい子が多くて体力はあんまりいらん、ラクな部活みたいなんよ」
🤦♀️🎺「あ~、ほな吹奏楽と違うか~。吹奏楽が大人しい子だらけのラクな部活なわけないもんね。文化部に入ったはずが腹筋とかランニングとかさせられてるし、マーチングはそこらへんの体育の授業よりしんどいんよ。あと部室じゃみんなやたらうるさいしな。ほな吹奏楽部とちゃうね~。もうちょっと詳しく教えてくれる?」
💁♂️🥁「みんな、楽器をぶつけると『痛っ』って言うらしいんよ~」
🙋♀️🎺「吹奏楽部やないかい! 常に楽器を持って動き回ってると、みんなどこまでが自分の体でどこからが楽器なのか分からんようになってんのよ。ゴメンネ~って言いながらぶつけたところ手でさすったりしてるしな~」
🤷♂️🥁「いや~分からへんねん」
🤦♀️🎺「何が分からへんねん」
🙅♂️🥁「オカンが言うにはな、その部活は上下関係が全然ないらしいねん」
🙅♀️🎺「ほな吹奏楽とちゃうやないの! ひとたび吹奏楽部に入ってしまったら最後、先輩の言うことは絶対やもんね! 先輩だってまだ1、2年しか楽器やってないのに、練習メニューは先輩が決めるし、たとえ後輩のほうが上手くても、ソロは先輩が吹くことになるんやもんね!」
🧟♂️🥁「そ゛や゛ね゛ん゛~ !」
🤷♀️🎺🔥「 ……とはいっても、それは先輩が悪いんやなくて、楽器という特殊で繊細な技能は習得するのも教えるのもとってもむずかしいんよ。顧問の先生だってこんだけの楽器の知識や練習方法を学んで実践するのはとても困難なことやし、レッスンを受けるにも専門的な知識を持っている先生がいない地域なんてまだまだ山ほどある。これは私たちが今後解決しなければならない重大な課題なんよ!」
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🤷♂️🥁「……ど、どうしたん急に」
💁♀️🎺「あっ、ごめん、つい熱く語ってしまったわ、ほんで? 他にはどんな特徴があるん?」
🙋♂️🥁「顧問の先生が怒ると、部室を出てってしまって、部長か副部長が後を追うらしいんよ」
🤦♀️🎺「ほ~……ってやっぱ吹奏楽部やないかい! 顧問の先生が怒って合奏の途中に出ていくのは全国共通の伝統芸能やからね。そういうときは大体職員室に行っちゃうから、慌てて部長か副部長が後を追うんよ。」
《※イメージ》
🙍♂️🥁「いや~、でもやっぱ分からへんのよ。俺も吹奏楽やと思ったんやけどな」
🙍♀️🎺「何が分からへんのよ~、言うてみぃ」
🙆♂️🥁「どうやらな、みんなが演奏してる楽譜、新品のようにキレイらしいんよ」
🙅♀️🎺「ほな吹奏楽とちゃうな! 吹奏楽部員の楽譜はこの世で一番混沌としてるもんね! みんな、先生や先輩に言われたことはその場で楽譜に書き込むんよ! ピカソもびっくりのアーティスティックな色使いで攻める人もいれば、全て鉛筆で隙間なくみっっっちり書き込むからいよいよ何がなんだか読めん人もいるんよ。もはや何が書いてあるのか分からんのに、楽譜に書き込みがあるだけで安心して吹けたりもするもんね。オカンほかになんて言うてたん?」
🙋♂️🥁「みんな『一音入魂』て言葉が好きで、隙あらば宝島を口ずさんでしまうらしいんよ」
🙆♀️🎺「ほな絶対に吹奏楽部よ。『一音入魂』言うてる人は統計の結果だいたい吹奏楽部やし、宝島の吹奏楽アレンジは王道中の王道、大人気の曲やないの。一度聞いたらしばらく耳に残るしな。文化祭やアンコールでは御用達よ。迷ったらこれにしとき。」
🙅♂️🥁「でもオカンが言うにはな、吹奏楽やないらしいねん」
🤦♀️🎺「ほな吹奏楽とちゃうやないかい! ほんまに分からへんな~、一体どうなってんねん」
🙋♂️🥁「そんでな、オトンが言うにはな、サッカー部ちゃうかなって⚽」
💁♀️🎺「絶対ちゃうやないかい! もうええわ!」
🙋♀️🙋♂️「ありがとうございました~」
♩♪ ♫♩♪ ♫♩
🎺あとがき
練習環境の変化やコンクールの中止、そして3年生の多くは事実上引退となってしまうといった、つらい思いをしている吹奏楽部生のことを考えると胸が痛みます。
部活がなくなり、受験勉強に専念することになって、楽器や音楽から自然に離れてしまうかもしれません。
年に一度という大切な青春の1ページ、または青春最後の挑戦が消えてしまって、ここまで頑張った意味がなくなったように思ってしまうかもしれません。
でも、本当は音楽ってそんな期間限定の特権なんかではないはず。思いついたときにふと戻ってきてもいいし、実は大人になっても楽しいんです! よかったらそのことだけ、心の片隅で覚えていてもらえるとうれしいです。
金賞のためだけじゃなくって、あなた自身のために楽しめる日々もきっと待っています。また合奏ができる日が来たときに少しでも背中を押せる存在であれるようにと、私たちも一つひとつ準備を整えていきますね!
\ 読んでいただきありがとうございました! /
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