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お散歩スナップ〜代々木八幡宮あたりの庚申塔と縄文人とキツネ

(今回は1,500字くらいです。写真が多いです)

代々木八幡の庚申塔

 前回は渋谷区元代々木町の庚申塔について投稿しました。そこから近い代々木八幡神社の脇にも庚申塔があると知り、行ってみました。

 庚申塔とは、ざっくり言って「昔の民間信仰のご本尊」みたいなものです。詳しくは前回の記事をご参照ください。


 まずは代々木八幡宮への石段を登ります。1212年(鎌倉時代)に創建された神社です(現在の社殿は明治時代に再建されたものです)。

代々木八幡宮入り口
小田急線代々木八幡駅から徒歩5分ほど

 石段を登りきったところに路地があり、ブロック塀に沿って石像がいくつか並んでいます。

隣のお寺へとつながっています


 お地蔵様と灯篭みたいなものが。残りは庚申塔です。

あまり通る人もなく、ひっそりしています
庚申塔のひとつ
日と月、青面金剛と三猿が彫られています
保存状態はかなり良いです
こちらの庚申塔はだいぶ風化してます
三猿が浮き彫りにされている庚申塔
写真ではわかりにくいですが、
細い線で日と月も描かれています
もしかして青面金剛も彫られていたのかも
どことなく優しい面影のお地蔵様

 傍の案内板によると、いずれも江戸時代の中頃に作られたようです。
 長い間雨ざらしだったのか、かなり傷んでいるものもあります。でも、梅雨時のしっとりした空気の中でいい感じに苔むしていて風情がありました。

竪穴式住居

 代々木八幡神社への参道に戻ります。
 途中、縄文時代の遺構があり、住居跡に竪穴式住居が復元されています。

4,500年前の遺構に復元された住居
発掘された縄文時代の石器や土器を展示
かってこの辺は海だったようで、
貝殻もたくさん出土しているそうです。
おじさん、今日は大漁でしたか?

代々木八幡宮

 この日はちょうど夏越しの祓。本殿の前に茅の輪がしつらえられていました。

6月晦日と大晦日、一年に2回設置
無病息災を願ってくぐります

出世稲荷

 境内の奥に出世稲荷大明神があります。なかなかのパワースポットらしいですよ。空襲の焼け跡から家々で祀っていた狐を拾い集めて合祀したのが始まりだそうです。

お稲荷さんへのアプローチ
奉納された狐たち
あちこちに狐が
とぼけた顔してますね
どうです、この目つき
こちらはキツネというより犬みたい

 ちなみに、このあたりではタヌキが出るようです。都心にもいるんですね。

まだ会ったことがありません
猫はたくさん見かけました
涼しい場所や風の通り道をよく知っています

おまけ:代々木八幡駅近くのパン屋さんに寄り道

 さて、小腹がすいたので帰る前に寄り道をしようと思います。

 材料にこだわったおいしいパン屋さん。「365日」という名前のお店です。

365日の店舗外観
(所在地:東京都渋谷区富ヶ谷1-2-8)
代々木八幡駅から徒歩2分くらいです
さあ、どれにしましょう
迷うのも楽しみ

 「クロッカンショコラ」というパンとクロワッサンを選びました。水出しのアイスコーヒーも買って店外のベンチへ(⚠️店内にイートインスペースはありません)。

クロッカンショコラ
お店の前のベンチでひと休み


 クロワッサンは三日月型でなく、穴のないコロネみたいな形。梅雨時でしたが、焼きたてだったので外サクサク。バターのいい香り!
 クロッカンショコラは、ココアの入ったブリオッシュ生地に有機チョコレートのガナッシュが挟んであり、カリカリの粒チョコレートがトッピングされています。見た目も食感も楽しい。
 パンはどちらも小ぶりですが、おばさんが小腹を満たすにはちょうどよいボリューム。おいしくいただきました。

 今回は渋谷区の代々木八幡宮を中心に見どころをご紹介しました⛩️

 代々木八幡宮近くのお地蔵様を写仏しました。

筆文字サインペン使用
きっとこんなお顔だったのではないかしら

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