見出し画像

働くことについて

明日、会社に退職の話をしようと思っている。

新卒から今の会社で働いていて、
次の春でちょうど10年目になる。
まぁまぁ中堅だ。

就活生のときは、まさか自分が
退職を申し出る日が来るなんて
考えていなかったなぁ、なんて思う。

思い返してみると、
本当に辛い日もたくさんあって、
実家の母に「辛い」と電話をかけてしまいそうになったことも何度もある。
(そんなことをされたら心配性の母が倒れてしまうと思って、直前で思いとどまってやめたけど)

私はメンタルが強くない方だから、
我慢できないくらい辛くなったら辞めようと
心では思っていた。

だけど、自分が考えていたよりも
我慢強いところがあったのか、
そんな時期もなんとかやり過ごしてきてしまい、
結果的に今はまぁまぁ平穏に働いている。

それだけに、上司からしたら、
なぜ今?と思われると思う。

結論は、「やりたいこと」が
分からなくなってしまったからだ。

私の仕事は、サポートすることが多いので、
必然的に「やるべきこと」「やって欲しいと相手が思っていそうなこと」に思いを馳せてこなすことが多くなった。

そして気が付いたら、今の職場での
「自分がやりたいこと」や「できるようになりたいこと」が分からなくなってしまった。

そんな中、自分のキャリアについて、
上司と話す機会があった。

上司からの「AとBだったらどっちに進む?」と
いう問いに対し、私の結論は「Aはやりたくない」だった。

自分の人生を消去法で選んでいることは
自分にとっては衝撃だった。

このままここに身を置くことは、
楽ではあるけれど、
ずっと「このままでいいのかな」と
思いながら何年も居てしまうなと思った。
だったら、いっそのこと会社をやめて、
自分のやりたいことをやろうと思った。

会社は学校とは違う。
卒業は自分で決めないといけない。

今の職場にいれば、それなりに
安定した収入や生活は確保される。
だけど、心をすり減らして生きるために
自分の両親は産み育ててくれた訳ではないと
私は思う。

一つ忘れないでおきたいのは、
今「辛いから辞めたい」という気持ちは
まったくないこと。
本当にここに関しては感謝しているし、
過去の自分にもはなまるをあげたい。

そして、明日はがんばって伝えたい。
フレーフレー、私。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?