わたしをつくるもの1
今の自分を形成してきた物はなんだろうか
1年前ずっと考えていた
田舎すぎない地方の平凡な中流家庭に育ち
専門学校で上京し
一年で地元に戻りフリーター生活
ずっとやりたかったアパレルの仕事は
いざやってみるとハマらず
勉強して就職したデザイン会社も
デスクワークすると眠くなるという
まさかの試練に耐えられず退職
そんな感じで職を転々とするフリーター
ただ親もそこまでうるさく言わず
個展やマルシェ出店などで
自己表現を続けていたので、
「もしかしたら芽が出るのでは」的な期待をしてくれていたのだろうか、
いや考え過ぎか。
もう側から見たら「遊び人」
奔放で、自由な20代であった。
欲しいものはお金よりも経験で
行きたいところは自分で行くんだ
なりたいものはそんな自分
遠回りしても不器用でも
泥水啜りながら、酔っ払いながら
楽しい仲間と
とにかく楽しく生きていくことしか頭になかった
27歳になる年に
沖縄に出会った
その前に勤めていた飲食店と沖縄での経験は
人生において大切な経歴である
たのしい「人」「場所」と関わること
ワクワクすること、創り出していくこと
安定とはかけ離れているけれど
拠点があり、たまに飛び出して踊りに行く
そんな生き方が自分にはあっているなあと
30年かけておもったのだ
沖縄を出てから
オンボロアパートを借りて
制作活動をしながら宴会をする時期が5年ほどあった
そこでの生活もまた非常に自分にあっていた
ただ一つ恋愛はさっぱりうまくいかなかった
つづく
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